戦争の記憶をつなぐ…高校生が空襲経験者に取材しドキュメンタリー制作 長崎型原爆の模擬爆弾で多くの犠牲 静岡・島田市
15日は77回目となる終戦の日です。長崎型原爆の模擬爆弾・通称パンプキンが投下され、多数の犠牲者が出た静岡県島田市。平和祈念式典ではこの記憶をつなげようと地元高校生が空襲経験者にインタビュー取材などを行ったドキュメンタリー映像が披露されました。
島田工業高校1年 松永晟汰さん:「ドキュメンタリーを制作するにあたり、自分は初めて島田空襲について知ることができました。カメラ担当ということもあり、取材でお話を聞くことも多く、カメラから見る被害者遺族の方の表情などから言葉以外から当時の思いを感じ取れることができ、今回その思いを踏まえ、ドキュメンタリーを制作しました」
戦争を体験した世代が減少し、記憶の風化が懸念される現在。生徒らは「自分たちのような若い世代が映像という資料を使い、先輩の代から後輩の代までこういった活動を続けていきたい」と話しました。