静岡大学に新たな大学院「山岳流域研究院」開設 流域全体を見渡せる視野や知識を 筑波大や信州大などとの連携も
静岡大学は新しい大学院となる「山岳流域研究院」を2023年春に開設すると発表しました。
静岡大学は2023年4月、静岡市駿河区の静岡キャンパスに修士課程の大学院「山岳流域研究院」を新しく設置することを明らかにしました。生態系の喪失や災害の多発化に加え、地域の過疎化といった山から川、そして海にわたる山岳流域が抱える課題を解決できる人材の育成を目指します。
大学院では自然科学の専門知識だけではなく、経済・社会など幅広い分野にわたる教育や研究を行う予定です。
静岡大学 学術院農学領域
今泉文寿教授:「特定の分野、特定の専門だけではなく人文から理学・農学・教育学含めて幅広い教育を行っていくことで、学生に流域全体を見渡せるような視野や知識を持ってもらおうと」
またフィールド教育に関しても筑波大学や信州大学、山梨大学などと連携し、さまざまな山岳環境に対応できる人材の育成を目指すということです。静岡大学で大学院が新設されるのは8年ぶりです。2023の定員は7人で、入試の募集要項については9月中に公表する予定です。