農作業中にマダニにかまれたか…高齢男性が重症熱性血小板減少症候群に感染 現在入院治療中 浜松市
浜松市はマダニに噛まれて感染したとみられる感染症の患者が確認されたと発表しました。
浜松市によりますと、11日、天竜区に住む高齢男性から重症熱性血小板減少症候群のウイルスが検出され、現在、市内の医療機関で入院しています。男性は9日に発熱と息苦しさを訴え医療機関を受診、PCR検査を実施していました。
重症熱性血小板減少症候群は、ウイルスを持つマダニを介して感染する感染症で重症化すると死亡する恐れもあるということです。男性は農作業中にマダニにかまれたものとみられています。
この感染症は高熱と出血傾向が強くなることが特徴で、2011年に中国で初めての感染が確認されました。感染症法で、全数把握の対象となる4類感染症にも指定されています。これまでにも県内では感染例があり、今回で11例目、市内では4例目です。
市はマダニの活動が盛んになる春から秋にかけて、山や畑に入る際には肌の露出を少なくするなど対策を行うよう呼び掛けています。