「奇跡の赤ちゃん」愛媛県にお嫁入り マレーバクの「ナナハ」…「奇跡」のワケは誕生日と母親の名前 静岡市立日本平動物園

 「奇跡の赤ちゃん」などと言われ話題になった静岡市立日本平動物園のマレーバクのメスの「ナナハ」が、愛媛県の動物園にお嫁入することになりました。

画像: 提供:静岡市立日本平動物園 マレーバク「ナナハ」(9月撮影)

提供:静岡市立日本平動物園 マレーバク「ナナハ」(9月撮影)

 「ナナハ」はおととしの7月7日・七夕の日に生まれました。母親の名前は「オリヒメ」。そうしたことから当時、「奇跡の赤ちゃん」として話題になりました。

 「ナナハ」はすくすくと育ち、いまでは母親の「オリヒメ」よりも大きく成長。そして12月19日に2年半生活した日本平動物園をあとにして、愛媛県立とべ動物園にお嫁入りすることになりました。前日の18日の午後1時半からは、園で「お別れ会」も開かれる予定です。「ナナハ」のお嫁入りで、日本平動物園のマレーバクは「ナナハ」の両親の「フタバ」と「オリヒメ」の2頭になります。

 日本平動物園によりますと、マレーバクは絶滅危惧種で、去年12月末時点で国内の動物園で33頭飼育されている、ということです。「ナナハ」には繁殖が期待されています。