幻の新幹線「ドクターイエロー」引退 20年以上愛された“黄色い新幹線”との別れ その後を担う『ドクターS』とは

古賀りなアナウンサー(JR静岡駅 去年1月):「ラストランのドクターイエローです。今静岡駅を駆け抜けていきます」

 去年1月、老朽化に伴って、ラストランとなったJR東海の「ドクターイエロー」。“新幹線のお医者さん”として、2001年から路線や架線の点検業務を担ってきました。およそ10日に1回のペースで運行し、ダイヤが非公開だったことから、「見ると幸せになる」とも言われる人気車両です。

幻の新幹線「ドクターイエロー」引退 20年以上愛された“黄色い新幹線”との別れ その後を担う『ドクターS』とは

堀優奈アナウンサー(静岡・葵区 7月6日):「鮮やかな黄色い車体、ドクターイエローが姿を現しました。颯爽と駆け抜けていきます」

幻の新幹線「ドクターイエロー」引退 20年以上愛された“黄色い新幹線”との別れ その後を担う『ドクターS』とは

 2編成あったうち、JR西日本の「ドクターイエロー」は現在も走っていますが…。

 JR西日本倉坂昇治社長(6月22日):「新幹線開業以来続いてきたドクターイエローの歴史は幕を閉じることとなる」

 来年1月での引退が決定。20年以上親しまれた“黄色い新幹線”は、完全にお別れとなります。

幻の新幹線「ドクターイエロー」引退 20年以上愛された“黄色い新幹線”との別れ その後を担う『ドクターS』とは

鉄道ファン歴18年の蓮池さん「寂しいが時代の流れで仕方ない」

鉄道ファン歴18年 蓮池豊久さん(78):「やはり寂しさがある。時代の流れで仕方ないと思う」

 富士市に住む、鉄道ファン歴18年の蓮池豊久さん。自分しか撮れない1枚を求めて、「ドクターイエロー」を追いかけてきました。

鉄道ファン歴18年 蓮池豊久さん(78):「東海道新幹線ら魅力(は、白と黄色しかないか運行が)10日に1回なので、静岡県人だったら富士山と新幹線」

 この日も、ドクターイエローをカメラに収めるべく、通過予想時刻の3時間前から、ベストポジションを確保していました。

蓮池豊久さん(78)
蓮池豊久さん(78)

鉄道ファン歴18年 蓮池豊久さん(78)

Q.きょうはどんな写真を狙う?
A.「きょうは花と新幹線」

 狙いは、色鮮やかな花と「ドクターイエロー」の共演。この時期ならではの1枚です。現場の空気が変わったのは、通過予想時刻の10分前。

鉄道ファン歴18年 蓮池豊久さん(78):「もうすぐ来ます。今遠くにドクターイエローが見えて来ました」

 数秒で通りすぎた、「ドクターイエロー」。果たして、どんな写真が撮れたのでしょうか?

鉄道ファン歴18年 蓮池豊久さん(78):「これで富士山が見えていれば満点。90点くらい」

 初夏を彩る花々と、黄色い車体を見事に収めた、この時期だからこその1枚になりました。

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後継車両の"S"

鉄道ファン歴18年 蓮池豊久さん(78):「ドクターイエローがなくなるのは寂しい。期待は“S”。それに期待したい」

JR東海 丹羽俊介社長(4月):「ドクターイエローのように、皆さまから愛され親しまれる存在を目指したい。名称は“ドクターS”」

 製造の真っ只中だという現場を特別に取材させてもらいました。「ドクターイエロー」の“ドクター”と、東海道新幹線のブランドとして定着した“S”を組み合わせた、後継車両の「ドクターS」。最大の特徴は、一般の人も乗車できること。「ドクターイエロー」は点検専用車両でしたが、「ドクターS」は営業運転を行いながら点検も行う、二刀流です。さらに、鉄道ファンにはうれしいポイントも…。

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「意外と手作業なんですね」

 当初は付ける予定はなかったというロゴですが、「ドクターイエロー」を惜しむ声を受けて、採用されたんだそう。完成間近の「ドクターS」。10月から営業運転を始め、来年1月から点検業務を担います。予約時点では「ドクターS」なのかは分からず、新幹線がホームに入ってきたときのお楽しみだということです。

鉄道ファン歴18年 蓮池豊久さん(78)「一度くらいは乗ってみたい。ドクターSの普通の新幹線と違うところを写真に撮りたい」

幻の新幹線「ドクターイエロー」引退 20年以上愛された“黄色い新幹線”との別れ その後を担う『ドクターS』とは