「幸せの黄色い新幹線」ドクターイエローの見学会に1000人が集結! 浜松市
激レアツアーに大人も子どもも大興奮でした。見たら幸せになると言われる、ドクターイエローの見学会が浜松市で開催されおよそ1000人が集まりました。
●齋藤諒アナウンサー:
「東京駅からツアー参加者を乗せた新幹線がたった今、浜松工場に到着しました。わずか3日間で売り切れとなった今回のツアー。鉄道ファンが続々と降りてきます」
19日、浜松市のJR東海浜松工場で開催されたのは「新幹線の見学ツアー」。毎回人気を博すイベントですが、東海道新幹線開業60周年となる今年はいつもと“熱気”が違いました。その理由は・・・。
●ツアー参加者:
「ドクターイエロー」
「ドクターイエロー!」
「ドクターイエローです」
訪れた人たちの目的はドクターイエローの“特別公開”です。4200人の申し込み枠は3日間で完売しました。
●浜松市から(3歳)=全身ドクターイエローBOY:
「でんしゃ、すき」
Q.この後ドクターイエローが見られるがどんな気持ち?
「うれしい」
「ドクターイエロー」は、線路や架線の点検を行う検測用新幹線で、「新幹線の死傷事故ゼロ」の立役者とも言われています。世の中にたった2編成しかなく、運行スケジュールは完全非公開。「見たら幸せになる」といわれるほどの“激レア新幹線”なんです。そのため、2編成同時に見ることができる今回のツアーはファンにとって夢のような企画でした。
●神奈川から 父子
父「もう感動してます」
Q.ドクターイエロー好き?
3歳息子「うんすき」
●千葉から (30代男性)
「ドクターイエローの乗車イベントにずっと応募していたが外れてしまって。(今回は)予約初日の開始時間にすごい勢いで申し込んで、即予約して来れたので良かったです。」
安全に関わる機密情報が盛りだくさんの為、ここは撮影NGですが、普段は決して入ることができない車内もこの日は特別に公開! いったい中はどうなっていたのでしょうか…
●浜松市から (40代男性)
「検査をするための設備と機械、観測用の座席があった。思ったより何もないな。実際の設備というところで人が乗るというよりは、仕事をする職場のような」
“特別体験”はドクターイエローだけでなく、点検時に使う装置の実演も・・・。縦にしか走ることができない新幹線が横に移動します。新幹線を真下からも! 普段は目にできない「光景」です。
今回のツアーの目玉となった「ドクターイエロー」ですが、老朽化に伴い、2025年1月に引退が決まっています。今後は、通常の新幹線車両に検査機能を搭載し、乗客の運送と並行して測定もしていくということです。
●千葉から(30代男性):
「使っている車両が700系という古い車両ということで、時期的にも引退するのは仕方がないかと思いつつ、悲しい。(撮影した写真を見せながら)もうすぐ引退するというのもあってすごい感動的でした」
●浜松市から (40代男性)
「悲しいところですが、今まで長い間働いてきたのでここはお疲れ様でした。」
引退まで残りわずか。どこかで「幸せの黄色い新幹線」を見ることができるかもしれません。