ホテル代高騰の救世主!? コンビニで1泊2500円、電源・トイレ付きで利用者続々
この日、静岡県湖西市のコンビニにやってきた一台のキャンピングカー。三重県桑名市からおよそ2時間かけてやってきたのにはあるワケが…。
客:「きょう予約している加藤です」
店員:「はい、確認できました。利用許可証とゴミ袋になるSサイズの袋です」
客:「ありがとうございます! 一晩よろしくお願いします」
ダッシュボードに置かれた利用許可証には「コンビニRVパーク」の文字が。
ローソン新規サービス部 戸津茂人さん:「広い駐車場を活用できる施策がないか検討して、車中泊をするお客さんに利用してもらうというサービスを開始した」
大手コンビニチェーン「ローソン」が7月17日から、静岡県内9つの店舗で始めたのが、駐車場の一角を車中泊ができるスペースとして貸し出す「RVパーク」のサービスです。車両2台分のスペースに止めることができるため、キャンピングカーも楽々。さらに、店舗から電気を借りることも可能で、この時期欠かすことのできないエアコンの心配もありません。
三重県桑名市からの利用者
Q.このエアコンがあれば快適に寝られそう?
A.「快適に寝られると思う。RVパークとして利用価値がかなり上がると思う。電源が使えるのは」
早朝から海釣りをするため、このRVパークを利用することにしたというこちらの男性。
三重県桑名市からの利用者:「値段が安くてトイレが使えてさらに電源が使える。すぐに弁当が手に入る。」
ローソンのRVパークの利用料金は1泊2500円と、一般的なホテルと比べるとかなり格安。さらに、トイレを自由に利用できることに加え、食品や日用品が24時間いつでも購入可能というコンビニならではのメリットも。
ローソン新規サービス部 戸津茂人さん:「7月に静岡県・愛知県ともに拡大したが、まず新しい店がどれだけ使われるかということをしっかり見極めたうえで、ニーズがあれば、さらにエリアを拡大していきたい」
ホテル代が高騰する中、人気が拡大している旅先での車中泊。その影響で今、キャンプなどのレジャーの場面に限らず、キャンピングカーの需要が高まっているのです。
日本RV協会の調査によりますと、国内のキャンピングカー保有台数は、おととしから8000台増え、去年過去最高の17万3000台に上りました。
佐々木沙羅アナ:「裾野市にあるキャンピングカーガーデンにやってきました、こちらにはさまざまな種類のキャンピングカーが並んでいます。どのようなタイプが人気なのでしょうか?」
三島ダイハツが2年前にオープンさせたキャンピングカー専門店「キャンピングカーガーデン」。こちらでは、1500万円を超える、まるでホテルのような広々とした車内に豪華な内装を備えたものから、およそ800万円のワンボックスカーをベースにしたキャンピングカーまで、さまざまなタイプを販売しています。
三島ダイハツ 内村靖代表取締役社長
Q.近年需要が高まっているのはどんな種類?
A.「軽自動車タイプのキャンピングカーは増えてきている。車中泊をメインに使い、プラス日常使いもできる。非常にそういうところが魅力ではないかと思う」
今人気なのが、軽自動車をベースにしたキャンピングカー、通称「軽キャン」。
キャンピングカーと言えば、値段は500万円から1000万円程度が相場ですが、軽キャンは安いものだと300万円台で購入することができると言います。
軽キャンの中でも支持を集めているのが…
三島ダイハツ 内村靖代表取締役社長:「こちらが、『クオッカジャパンディ』という軽キャンピングカー」
佐々木アナ:「すごく良い香りがしてきますね」
内村社長:「富士ヒノキのヒノキ材を使っていて、ヒノキで調湿効果を出している」
素材や塗装にこだわり、結露やカビの発生を抑えられるのも魅力の一つ。かわいらしいデザインがファミリーや女性客から人気を集めていて、販売開始当初と比べ、現在は1.5倍の売れ行きだと言います。
佐々木アナ「ヒノキのいい香りがしてきます。すごく快適ですね」
ただ、そうは言っても軽自動車。快適に寝るためには、どうすれば良いのでしょうか?
三島ダイハツ 内村靖代表取締役社長:「このソファーが、ワンタッチでベッドになる。これだけで、ベッドになりますので、長さが1m84cmで幅が1m6cm。大人が一応2人寝られるサイズ。そこを気にして買う人は多くいる」
ステンレス製のシンクやリチウムイオンバッテリーなどをオプションとしてつけることも可能です。
三島ダイハツ 内村靖代表取締役社長:「319万から、オプション次第で金額も変わる。これから長いこと使ってもらえれば、宿代もかからないのでランニングコストは良くなっていくと思う」
こちらの店では、キャンピングカーのレンタルも行っていて、価格は1泊2日で1万8000円から。近年は、RVパークの普及も後押しし、今年は申し込みが、前の年に比べて4割増えていると言います。
三島ダイハツ 内村靖代表取締役社長
佐々木:「これから夏休みシーズンだが?」
A.「旅のホテル代わりという感じで、その土地の美味しいもの、良い場所に行って過ごすだけでも楽しいと思う。さまざまなところに遊びに出掛けるときの車として使ってほしい」