3人に1人はキャッシュレス そんな時代になぜ?“1円玉大量生産” 店はQR決済を廃止…その納得すぎる理由とは
7月、とある投稿がSNSで話題に。造幣局が投稿したのは、「1円玉」が大量生産される様子で、1300万回以上の閲覧を記録しています。それにしても、“キャッシュレス”の時代に一体なぜ…?
静岡の街で聞きました。「キャッシュレス派」?それとも「現金派」?
「キャッシュレス派」静岡市30代:「9割くらいはキャッシュレス」
「キャッシュレス派」静岡市10代:「すぐ払えておつりがないので払いやすい」
「キャッシュレス派」藤枝市30代:「現金を持ち歩かなくてもいいのと、ポイントがつく」
「キャッシュレス派」浜松市20代:「現金下ろすのが面倒くさくて持ち歩いていないことが多いので、使えないと不便」
「キャッシュレス派」静岡市40代:「現金だけって書いてあると、「現金かよ」って感じになる。キャッシュレスはどんどん進んでいったほうがいいんじゃないか」
ほとんど現金を持ち歩かない、“キャッシュレス派”もいる一方で…。
「現金派」森町10代:「チャージしないといけなくて、それが面倒くさくて現金」
「現金派」静岡市60代:「現金でやっています。確実ですね」
「現金派」静岡市20代:「小さい頃からずっと現金で支払い慣れているのでそっちの方がいい」
県民の間でも、意見は様々です。実は、キャッシュレスの利用率には「地域差」が。「キャッシュレス推進協議会」の調査では、都道府県別で最大でおよそ2倍の開きがあることが分かりました。
最も高かったのは東京都で44.3%、最も低いのは宮崎県の23.3%。静岡県は35.9%で、全国平均を1.9ポイント下回るという結果に。やはり大都市圏ほど、利用率が高くなる傾向にあるようです。
ユーザーにとっては、便利なキャッシュレス決済ですが…。
ラーメン暖暮(だんぼ)静岡常磐町店 長島伸吾オーナー:「8月1日からQR決済をやめて、現金のみにした」
静岡市内に2店舗を構える、「ラーメン暖暮(だんぼ)」。博多ラーメンを提供し、なかでも「半熟煮玉子ラーメン」が人気です。(半熟煮玉子ラーメン1070円)。こちらの店では、7月まで4種類のQR決済に対応していましたが、8月から現金のみに切り替えたばかり。
ラーメン暖暮静岡常磐町店 長島伸吾オーナー:「一番の理由は「手数料」が高い。ざっくりだが2店舗で年間100万弱ぐらいの手数料を支払っていた」
利用していたキャッシュレス決済の手数料は、売り上げの2.5%から3.5%。経営規模の小さな店にとっては、痛手だったといいます。
こうした“現金回帰”の動きから、減る一方だった1円玉の需要は“横ばい”に。今年度は、大幅な量産が行われたというワケなんです。
さらに、キャッシュレス決済ならではの理由も。
ラーメン暖暮 静岡常磐町店 長島伸吾オーナー:「現金が入ってくるのにタイムラグがありすぎてち、QR決済の割合が増えれば増えるだけ、支払いの日に欲しい分の現金がないという状況が生まれる」
現金のみの支払いにしたことで、客の反応も様々だといいます。
ラーメン暖暮 静岡常磐町店 長島伸吾オーナー:「(店に来て)そのまま何も言わずに帰る人もいるし、反対に理解のある客もいて、『手数料もったないよね』という声ももらう」
長引く物価高に、人件費の高騰。店では、決済手数料がなくなった分を少しでも還元しようと、QR決済をやめるのと同時に、ご飯もののメニューを20円値下げしました。
ラーメン暖暮静岡常磐町店 長島伸吾オーナー:「値上げしかない中で、仕入れ価格が下がったのは事実なので、お客に真摯に返していきたいので、そういう部分が少しでも伝わって店に来てもらいたい」