記録的な豪雨により森町の断水続く 磐田市の敷地川周辺では9日未明にかけて不安な夜を迎える

2日からの記録的な大雨で道路や橋に被害が出ている森町では8日も一部地域で断水が続き住民が不自由な生活を強いられました。

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記録的な豪雨により森町の断水続く 磐田市の敷地川周辺では9日未明にかけて不安な夜を迎える

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 勢いよく流れる濁流。

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 これは2日に撮影された森町の太田川の様子です。

林輝彦アナウンサー:
「森町の山間部にある鍛冶島地区です。住民の生活の主要道路である県道がスポッと抜け落ちています」

 森町の山間部に位置する鍛冶島地区。

 先週の大雨の影響で太田川が増水しました。

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 大量の流木が橋にかかり、川の水がせき止められたことで川の水が県道にあふれ出し、道が削られて崩落に繋がったといいます。

 これにより水道管が破損し、住民はいまも不便な生活を強いられています。

西尾梓アナウンサー:
「鍛冶島地区では現在も8軒で断水が続いています。飲料水はこちらのタンクから水を得ているということです」

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断水被害にあった人(80代):
「水道が出ないことで(水が)止まっちゃって
山に水源があるもんだから出なくなっちゃって・・・。(水を)小川から(電動ポンプで)取ってここに上げてくれている。(生活用水が使えるようになって)良かったです。本当に。涙が出るほどうれしかったです」

 住民の男性によると、先日の大雨で断水状態が続いていましたが、6日からは沢から電動ポンプで水をくみ上げる応急工事が行われたため、現在は、生活用水が使えるようになったそうです。

 だた、飲料水はいまも止まったままです。

西尾アナウンサー:
「生活用水としてしか使えないけれど水が出るというのは?」

断水被害にあった人( 80代):
「(水が)出るというのは本当にうれしかった。
心の底から水がこんなに大切なものだと。前回(の台風の時)も思いましたが、今回もすごく思いました」

断水被害にあった人( 70代):
「(水道水は先週の)土曜日のお昼すぎぐらいから止まった。町の給水車が来てその水を使ったり、(近くに)キャンプ場はあるんですけれど、キャンプ場(の施設)を開放してもらったので、シャワーはキャンプ場で浴びたりした」
今回の被害に、町の役場は・・・

森町 防災監兼防災課長 小澤幸廣さん:
「今は町が給水タンクで集落の方に(飲料水を)供給しているんですけれど。今 川が増水している状態なので仮設の水道管をどのように設置するか?通していくのか?いうことを検討しているところなので、まだいつから復旧ということの見通しは立っていません」

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磐田市の敷地川周辺では

 静岡県内では今夜からあすかけて再び強い雨が予想されています。

 この状況に不安を募らせているのが、磐田市の敷地川周辺の住民です。

画像1: 磐田市の敷地川周辺では

近隣住民:
「前回はまだ明るいうちに水害があったから対処できたが、深夜にあのぐらいの雨量がくると周りが全く見えない状況で避難しないといけないので
かなり不安が大きい」

 先週大雨によって堤防が決壊し、甚大な被害をもたらしたのが太田川水系の敷地川。

 これからの雨に備え、土のうを積み上げるなど急ピッチで作業を進めていました。

 本格的な復旧作業が行われていないなかで、不安な夜を迎えます。

画像2: 磐田市の敷地川周辺では