「初氷」も観測…静岡県各地で今季一番の冷え込み おでん・焼き芋が食べたくなる 静岡
御殿場市民「カイロを持ってきています」
御殿場市民:「きょう朝起きた時から、本当に寒いと感じて起きるのが憂鬱(ゆううつ)でした。セーターの下にもう1枚着ていて(合計で)3枚着ています」
御殿場市民:「中にセーターを着たりとか、マフラーとか、カイロを持ってきています」
今シーズン最も低いマイナス0.8℃を観測した御殿場市。通勤通学する人は、それぞれマフラーなど、防寒対策に余念はないようです。
東海地方の上空に強い寒気が流れ込んだ影響で、各地で今シーズン一番の冷え込みとなった県内。
静岡市葵区井川でマイナス4.5℃、川根本町でマイナス3.8℃、浜松市天竜区佐久間でマイナス0.8℃と、最も寒い時期を下回るなど19の観測地点のうち17地点で今シーズン一番の寒さと
なりました。
「初氷」観測
こちらは、14日の午後11時半頃に静岡地方気象台で撮影された写真。観測用の容器には、氷が張っていました。
静岡地方気象台 鶴橋茂大気象情報官:「昨夜からけさにかけて冬型の気圧配置で、寒気が流れ込んでいたので、結氷皿に一面氷が張ったところです」
気象台は15日、「初氷」の観測を発表。平年より7日、去年より16日遅い観測となりました。
静岡市民「コートを着ていてもかなり寒く感じます」
林輝彦アナウンサー(静岡・葵区):「午前8時を過ぎたところです。静岡市葵区役所の温度計は4度を指しています。コートを着ていてもかなり寒く感じます」
静岡市中心部の最低気温は1.2℃。こちらも最も寒い時期を下回りました。
静岡市民:「痛い寒さです。マフラーもいつもより厚め、手袋もしています」
静岡市民:「いつもに比べて寒いとは思います。下にベストを着こむとか、それくらいはしています」
伊東市の一碧湖では「けあらし」
水面からゆらゆらと立ち上る水蒸気。こちらは、伊東市吉田の一碧湖。暖かい水面に向かって冷たい空気が流れ込むことで起こる「けあらし」がみられました。
静岡市の老舗「涼しくなって客足が増えてきた」
県内は、日中も気温は上がらず、平年と比べると寒い一日となりました。暖かさを求めて向かったのが、静岡市葵区の「大やきいも」。創業100年を超える老舗です。
看板メニューの「おでん」は黒はんぺんや牛すじなど14種類で、1つ120円から180円で販売しています。
東京都民 20代:「寒い日だからこそ温かいおでん。ここおいしいので食べたくなる」
京都府民 50代:「きょうは牛すじとこんにゃくをいただきました。好きですね、牛すじ結構大きくて、食べごたえもあってこの値段ではお得だと思う」
「帰省で来て、久しぶりにここの食べたくなって来た」
大やきいも 中村修身店長:「涼しくなってきて客足が増えてきた。これから冬休み年末年始になるので忙しくなってくると思う」
林アナ:「朝早くから取材をしていて体は冷え切っています。この温かいおでんで体を温めたいと思います。いただきます」
「おいしい、出汁がよくしみています。この寒さ、この温かいおでん本当にいいですね、体にしみわたります」
前日よりもちょっと気温が下がると『焼きいも』が人気
さらに、おでんの他にも、気温が下がると売れるというのが…。
大やきいも 中村修身店長:「前の日と比べてちょっと気温が下がると、『焼きいも』というお客さんが非常に多い」
Q.寒くなると客が増える?
A.「寒さの度合い次第と言える、あまりにも寒くなってしまうと、今度はお客が外へ出歩かなくなってしまうというのもあるので、そうなると逆に客足が鈍るので、前の日に比べて少し寒くなるそれぐらいがうちの店は、お客さんが増える」
あす16日は、きょうよりは冷え込みは和らぐ見込みです。