大規模断水から1週間 今の清水区の状況は…一方、災害ごみの仮置き場は?
台風15号の影響で大規模な断水が起きている静岡市清水区では、解消が進んでいるものの今も一部地域では水が出ていません。一方、市は新たに災害ごみの大型仮置き場を設置すると発表しました。
静岡市清水区では、台風15号の大雨の影響で興津川の承元寺取水口にがれきなどが流れ込むなどし、区の8割に当たるおよそ6万3000軒で断水が起きました。
市はブロックに分けて水道管に水を通す「充水作業」を行っていて、30日午前9時から三保と庵原北部ブロックなどあわせて2万5000軒について水質検査で安全性が確認されたため飲み水として利用できるようになったと発表しました。
これで断水していた地域の9割に当たる5万6000軒が復旧したことになりますが、馬走、団地、富士見ヶ丘ブロックで、飲み水が出るのは10月2日になる見通しです。
一方、和田島地区ではいまだ断水が続いています。大雨の影響で水道管の通る橋が崩落したためで29日に復旧工事が始まりましたが、飲み水が出るようになるのは10月5日となる見通しです。
市は、10月1日以降まだ復旧していない地区に順次給水所を増やすほか、新たに4台の給水車を巡回させ、住宅近くまで水を運ぶということです。
そして市は30日、静岡市清水区袖師町のENEOS清水製油所の跡地に大型の災害ごみの仮置き場を設置することを発表しました。
静岡市 田辺市長:
「目下その受け皿を作るべく、鉄板を敷くなど急ピッチで準備を進めている」
敷地面積は、およそ1万4000平方メートル。30日から工事を行っていて3日から災害ごみを受け入れる方針です。