台風15号からほぼ半月…いまだ屋内に残る土砂 商業施設は17日ぶりに一部営業再開 静岡・磐田市

 静岡県磐田市では現在も復旧に向け、土砂の撤去作業が続いています。台風15号で土砂崩れが発生した磐田市の平松地区。道路には今も粘土質の泥が…。

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台風15号からほぼ半月…いまだ屋内に残る土砂 商業施設は17日ぶりに一部営業再開 静岡・磐田市

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平松地区 副自治会長:「上に平松のお宮があるんですよ。鳥居があって、階段があって、その階段から崩れ落ちてここに(鳥居が)流れ落ちたんです」

 山から崩れ落ちた土砂はフェンスを倒して乗り越え、住宅や道路へと流れ出ました。現在も県道44号は通行止めのままです。

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まだ残る…屋内に入り込んだ土砂

 磐田市内ではきょう13日も、災害ボランティアおよそ50人が住宅の敷地内に入り込んだ土砂を取り除いていました。

住民:「ボランティアの方が一生懸命やってくれていて、これだけきれいになったもんで」

画像: まだ残る…屋内に入り込んだ土砂

 駐車場や裏庭は徐々に片付いてきましたが、家の後ろにある山の土砂が再び崩れ落ちないか不安だと話します。

住民:「気持ちが何となく落ち着かないというか、夜寝ても眠たい、そういう状態がずっと続いている。行政の人も大変だろうけど、早いところ復旧してもらって今まで通りの生活をできるように…泣けてくる…」

 磐田市は21日まで災害ボランティアを募集しています。

17日ぶりに一部で営業再開

 台風15号の影響は平松地区から10キロほど離れた商業施設でも…。

原川朋華記者:「1階のエスカレーター前。2階へ行くエスカレーターは動いているが、地下1階へ下るエスカレーターは利用できなくなっている」

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 市内外から1日に4500人ほどの買い物客が集まるアピタ磐田店。台風15号による大雨で地下駐車場は最大2メートルの高さまで浸水。地下にある給水設備などに不具合が生じ、臨時休業を余儀なくされました。

 現在もエレベーターや地下駐車場は使えないままですが、今週月曜日から17日ぶりに一部で営業を再開しています。

客(菊川市から):「いつ再開するのかなと思って、ずっと待っていました。うれしいです」

客(磐田市から):「(休業中は)買い物を控えてあるもので済ませていましたから。一番近いので利用しやすいし再開してよかった」

 専門店では53店舗中23店舗で、現在も営業を休止していますが、あさって15日の全面営業再開を目指しています。

アピタ磐田店 村井洋店長:「まだエレベーターが使えない、地下駐車場が使えないという状況ではありますが、今まで以上にパワーアップしたアピタ磐田店を作っていきたいと思いますので、皆様のご来店をお待ちしています」