静岡市清水区の大規模断水 完全復旧は早くても来週半ば

静岡市は災害対策本部会議と市長会見を相次いで開き断水の完全復旧は早くても来週半ばになると明らかにしました。

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静岡市清水区の大規模断水 完全復旧は早くても来週半ば

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 26日午前、静岡市役所では各部局の幹部職員およそ20人が出席し、災害対策本部会議が開かれました。

 冒頭で本部長となる田辺信宏市長は「給水所を視察した時に『いつになったら元の生活に戻るのか』という多くの市民の声を聞いた。オール静岡市で全力で災害支援に取り組んでいく」と挨拶しました。

 このあと各部局から被害状況などが説明されたということです。

 今回の清水区の大規模な断水は、清水区の興津川承元寺取水口に大雨による河川の増水により土砂や流木が大量に流れ込み取水口をふさいでいることが主な原因で田辺市長も25日、現場を視察しました。

田辺市長:
「清水区の水道の断水がいまでも続いていて、大変不便な生活を強いられているという清水区民のみなさんに非常にこころ苦しく思っている、大きな被害を被った水道施設については復旧作業を急いでおりますが、いまだ川の水量が下がりきっていないことが障害となっております、機械での作業が可能となれば昨日の聞き取りで最短4日で生活用水の給水を順次、開始できる見込みであります。しかしながら1日も早い回復を求めております」

 このあと行われた会見で早期復旧を目指すとした田辺市長。完全復旧の時期について問われると。

田辺市長:
「最大限1週間をめざすという決意で指示をしております」

Q1週間より長くなる可能性もある?
「めざすということです。私がそれを強く厳命をしてますので一生懸命やってくださると思いますし、県や国の御協力もお願いをしたい」

 来月1日の復旧をめざすとした田辺市長ですが静岡市の上下水道局によりますと最初は水がにごっているので、まずは生活用水として使ってもらうということです。

 飲料水として使えるようになるにはさらに2~3日かかるということで完全復旧は早くても来週半ばころになりそうだということです。