富士山130年の観測史上で最も遅い「初冠雪」
測史上もっとも遅い発表となりました。甲府地方気象台が7日、富士山の初冠雪を発表しました。6日幻の初冠雪となった静岡県内ですが、7日もまさか事態が・・・
栗田麻理アナウンサー:
「こちらは富士山の山梨県側です。うっすらとではありますが、ふるいにかけた粉砂糖のような雪が山頂に積もっています。」
7日朝、発表された富士山の「初冠雪」。
これまでで最も遅い初冠雪は、10月26日。
その記録を10日以上更新し、130年の観測史上で最も遅い観測となりました。
6日静岡では
ただ、6日静岡県側では・・・
富士市民:
「夏の富士山とは違う顔を見ることができて、うれしい」
静岡市民:
「すごく今年は冬が来るのが遅いと思った」
富士山が朝からきれいに雪化粧。
静岡県民誰もが「初冠雪」を確信していたその頃、お隣山梨県側の甲府地方気象台では・・・。
職員たちが目視で富士山の頂を確認。ところが・・・。
甲府地方気象台の職員:
「雲が厚いですね」
「そうですね」
「全然山頂が見えない、山が見えない状況ですね」
何とも言いようのない空気が流れます。
甲府地方気象台の職員
「きょうはまだ雲が取れなくて、富士山の冠雪を確認することができないですね」
静岡側ではあんなにきれいに見えていたのに・・・。
初冠雪を判断する甲府地方気象台から見えなかったため、“初冠雪”の発表がお預けになってしまったのです。
初冠雪の発表はあったものの
ただ、きょうの静岡側では・・・
杉澤洋佑記者:
「富士山が初冠雪ということなんですが、富士山頂、雪が全くありません。」
栗田麻理アナウンサー:
「富士山の火口、きのうは山小屋が白銀の世界に包まれていたが今日は雪はない」
山梨から初冠雪の知らせが届いたものの、7日は静岡側で肝心の雪が確認できない事態に。
歴史に残る“初冠雪”は、静岡県にとっては少し寂しい発表となりました。
8日から冷え込むとされる静岡県内、次はいつ雪化粧した富士山が見られるでしょうか?