「調査は最終段階」 東日本大震災の発生メカニズムの解明を目指す探査船「ちきゅう」の調査状況を発表

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 東日本大震災の発生メカニズムの解明を目指す探査船「ちきゅう」の調査が「最終段階に入っている」ことが分かりました。

●船上から職員の中継:
「最大で28メートルほどの風速と聞いています。海の方を見ても白波が立っているのが見えると思うがその中でも特にオペレーション、ストップすることなく順調に続いている」

 ちきゅうを所有する海洋研究開発機構=JAMSTECはオンラインで会見を開き、調査の状況を発表しました。

「ちきゅう」は、海面から深さ1万mまで掘削できる世界屈指の研究船で、9月に東日本大震災の発生メカニズムを解明するため清水港を出港。50人以上の研究者が調査を進めてきました。

 JAMSTECは、調査は順調に進んでいて、最後のフェーズに入っていると説明。断層の構造を明らかにするためのデータを得ることができたことなどを報告しました。

 調査は13日ころまで行われる予定です。