４日夜から５日にかけて静岡県でも警報級の大雪となる恐れ　気象庁と国交省が警戒を呼びかけ

今夜からあす朝にかけて、静岡県でも警報級の大雪となる恐れがあり、気象庁と国交省が警戒を呼びかけています。

斎藤諒アナウンサー:
「午後２時すぎのJR御殿場駅前です。３０分ほど前から雪が降ってきました。時間がたつごとに雪の粒が大きくなりまた降り方が大きくなっています」

　強い横風に乗って、大粒の雪が降りました。

　３０分ほどで街路樹の葉には雪が積もっていきます。

仙島英明記者:
「午後３時の裾野駅前です。先ほどから大粒の雪が降り始めました」

　雪は隣接する裾野市でも…。

　奥の木が見えにくくなるような降り方をしていました。

能地優アナウンサー:
「正午すぎの富士宮市朝霧高原です、先ほどから風に乗って細かい雪が降っています、そして空気もかなり冷たく、防寒対策をしていても寒く感じます、そして奥の方を見てみますと雪の影響で視界もかなり悪くなっています。」

　富士宮市の朝霧高原でも雪が降りました。

　２泊３日で富士・箱根を巡るツアーに参加した観光客も驚いた様子です。

広島から　７０代:
「寒い、こんなにたくさん雪が降る旅行とは夢にも思っていなかった。3月だし」

添乗員:
「静岡は温泉とかあるので、雪のイメージがない」

　４日は富士山を満喫することはできませんでした。

能地優アナウンサー:
「観光バスが富士宮市の朝霧高原を後にします、富士山を眺めるツアーが雪を眺めるツアーになってしまったということです、この後も車窓からは富士山ではなく、雪景色が続きそうです」

　山梨方面へ向かうと…。

能地優アナウンサー:
「目の前の電光掲示板見てみると、雪通行注意と書かれています、この先の視界もかなり悪くなっています。」

　強い雪のため視界が悪く、対向車は昼間にも関わらずライトをつけて走行していました。

能地優アナウンサー:
「富士宮市の道の駅朝霧高原です、その道の駅にあるベンチなんですが雪が積もっています、触ってみるとかなり水分を含んだ雪になっています、そして辺りも見てみると奥のほ方の木にも雪が積もっているんです、街が徐々に雪化粧してきました。」

船引とわ記者:
「午前１０時すぎのJR静岡駅前です。きのうに引き続き、冷たい風が吹きつけています。きょうは手袋をしてこなかったことを後悔するような寒さです。」

　寒さと同時に“ある不安”も・・・。

名古屋から　２０代女性:
「新幹線止まるかな？止まる？」

東京から　５０代男性:
「帰りは不安ですね。ちょっと早めに帰りたいなと思っています」

　夕方からあす朝にかけては、静岡県でも警報級の大雪となる恐れが…。

　雪が交通機関に影響することを懸念する声も多く聞かれました。

　午後、気象庁と国交省が緊急会見を開きました。

気象庁担当者:
「本日4日は、静岡県東部県境付近から都心部にかけまして、広域的な予防的通行止めを行う予定でございます。やむを得ず自動車を運転する場合には、必ず冬用タイヤの装着チェーン及び早めの装着をぜひお願いします」

斎藤諒アナウンサー:
「作業員の方が赤いパイロンを設置し、御殿場インターチェンジに向かう道路が封鎖されました。また通行止めという看板も設置されています。」

　ネクスコ中日本は午後４時から東名と新東名などの一部区間で、「予防的通行止め」を実施しています。

　夕方になり、平野部でも雪が降り始めていて、今夜からあす朝にかけて、山地を中心に警報級の大雪となる恐れがあります。