雪から一夜明けた静岡県内は…

きのう、山間部を中心に雪となった静岡県内。一夜明けた各地を取材しました。
斎藤諒アナウンサー:
「午前7時ごろのJR御殿場駅前です。ご覧のようにあたりにはまだ雪が残っています。ただ、今は雪ではなく雨が降っていまして、その影響で雪が解け始めて地面がかなり滑りやすくなっています。現在の気温ですが、駅前の温度計は2℃を示しています」
午前5時時点で6センチの積雪を記録した御殿場市。
駅のロータリーでは雪を乗せた車が列を作り、道行く人も滑らないようゆっくりと、雪を踏みしめながら歩いていました。
御殿場市民:
「できる限り乾いているところ、雪がないところを歩くようにしている」
御殿場市民:
「いつも車だが、スタッドレスに変えていなかったので、電車にした。事故があったら嫌なので、きょうは安全に電車で行こうと思う」
雪が積もる中、受験生たちは勝負の1日を迎えました。
齋藤諒アナウンサー:
「きのう雪が降った御殿場市内の高校です。まだ校内にも雪は残っていますが、予定通り高校入試の筆記試験が行われています」
御殿場高校では、雪の影響で試験に使う予定だった会場が雨漏りするトラブルも…。
ただ、雪による受験生の遅刻や欠席はありませんでした。
4日午後から、県内でも本格的に降り始めた雪。
東名高速や新東名高速では、予防的通行止めの措置が取られました。
一夜明け・・・。
斉藤諒アナウンサー
「東名高速御殿場IC前です。きのうはこちら、辺り一面、白く雪で染まっていたんですが、今は雨の影響もあってか車道上の雪はほとんど溶けています」
東名・新東名の通行止めは、5日未明に全て解除されました。
箱根峠
仙島英明記者:
「午前7時、神奈川県との県境、国道一号線箱根峠に来ています。こちらの駐車場では、除雪車によって大きな雪の壁が出来上がっています」
箱根へと続く三島市の国道1号も昨夜から一時通行止めに。
静岡県警によりますと、4日から5日にかけて、県内では積雪や凍結による事故が51件発生したということです。

富士宮市
一方で4日、大粒の雪が降り続いた富士宮市では・・・。
嶋田光希アナウンサー:
「こちらではきのう降った雪が、今降っている雨もあって、このようにシャーベット状に積もっているんです。そんな中こちらでは、テントを張ってキャンプをしている人がいます」
富士宮市の朝霧高原にある、「ふもとっぱらキャンプ場」。
70組およそ100人が雪の中でキャンプを楽しみました。
富士市から:
「景色は白くていい感じだった。テントの中も水浸しだから雪だったら雪の方が良かったけど、雨になっちゃった途中から」
横浜から:
「来たときはまだ雪が降っていなかった。(テントを)設営している中でどんどん雪が降ってきて「あー、なんかテンション上がってきたな」と。ホワイトシチューを作ってお酒はラム酒をホットミルクで割って温かいお酒を飲んだ」
それにしても、雪の中でのキャンプ、寒くないのでしょうか。
横浜から:
「石油ストーブと上にサーキュレーターを付けて暖かい風を下に強制的に流している」
テントの中を見せてもらうと…。
嶋田光希アナウンサー:
「失礼します。本当だ。(笑)暖かい!もうテントの中、全体を暖めてくれていますね」
テント内は20℃以上をキープ、快適に過ごせるといいます。
県内では大雪の恐れはなくなりましたが、中部から東部の山地では、6日午後にも局地的に雪が降る可能性がありそうです。
