台風被害から1ヵ月 まだまだ続く復旧作業 疲れが取れない毎日 静岡・磐田市

9月静岡県内に甚大な被害をもたらした台風15号。
被災地区では1カ月が経った今も復旧に向けた作業が続いています。

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台風被害から1ヵ月 まだまだ続く復旧作業 疲れが取れない毎日 静岡・磐田市

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9月23日深夜から24日未明にかけて猛烈な雨をもたらし静岡県内を襲った台風15号。

●9月30日
「あちらご覧ください。橋の部分が下に折れ曲がっています。そのうえには当時流れ出たであろう流木がまだ絡まっている状況です」

被災地区の一つ磐田市の敷地地区。
洪水が発生し、床上浸水などの被害が発生しました。
それから1カ月。

●妻 伊藤さん
「1回ここも拭き取っているところだが、なかなか拭き取れなくて2度3度やって、やっと見た目はきれいになったが、これでまた乾いた後に、また汚れが浮いてくるかもしれないのでそしたらまた何度かやらないと」

敷地地区に住む伊藤さん。
自宅は床上1メートル以上まで浸水しました。
1階にあった家具や家電はほとんどが使えなくなり、現在は出来合いの食料などで生活。
小学5年の長男は市内に住む親戚の家で暮らしています。
兼業農家として柿の栽培もしていて、先週から次郎柿の出荷作業も並行して行っています。

●夫 伊藤さん
「泥をかぶって腐って落ちてしまった柿が、地域の方に臭いが気になるということと、野生動物が出てくるようになったので、落ちたものを順次ボランティアや来ていただいた方に手伝ってもらいながら捨てているという形で」

既に捨てた柿は重さ300キロに上り、損失額はおよそ20万円。
木から落ちていない柿でも洪水によって皮に傷ができたり、砂をかぶったりする被害もありました。

生活が激変して1カ月。

●妻 伊藤さん
「まだまだなのかなっていう気持ちが大きいですね。
今、住めてはいるが、疲れが取れない。
まだ家族がバラバラで暮らしているというところでは、早く一緒に生活したいと思いますし、気持ち的にも身体的にも、休まる場所を早く確保できるといいと思っている」