減らない災害ごみに住民は「すっきりしない…」 静岡市は大型仮置き場を増設 10月末までの完全撤去目指す

静岡市清水区の断水は解消されましたが災害ごみの片付けはまだ終わっていません。膨大な量を前に回収作業が追いついていない状況です。

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減らない災害ごみに住民は「すっきりしない…」 静岡市は大型仮置き場を増設 10月末までの完全撤去目指す

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減らない災害ごみに住民は…

白木愛奈アナウンサー:「清水区天王地区の向原公園です。こちらの公園にはいまだ家電を中心に災害ごみが残っています。きょうは断続的に雨が降り続いていることもあり、地面がぬかるんでいて、捨てられた灯油やエンジンオイルが土に流れ出てしまっています」

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 台風15号による被害から10日以上たった今も、道路に置かれたままの災害ごみ。静岡市が回収を進めていますが、その量に作業が追いついていないようです。

清水区民:「(ごみは)だいぶ片づいたが、またたまってきた。たぶん車がない人たちが大きい集積所に持っていけないからこっちに持ってきているのではないか。やっぱりすっきりしない」

清水区民:「(静岡市から)捨てる場所があるからそっちへ持って行ってと言われているが、それでも平気でみんな捨ててしまう。早く撤去してほしい。保育園の子たちがこれでは遊びに来られない」

災害ごみをめぐる対応について、田辺市長は―

画像1: 災害ごみをめぐる対応について、田辺市長は―

静岡市 
田辺信宏 市長:「3日より、海岸部の袖師地区に大型の仮置き場を設置しました。そしてもう一つ、内陸部の高部学区の大内新田の市有地に大型仮置き場を開設することが決まりました」

白木愛奈アナウンサー:「静岡市清水区大内新田です。この場所に新たに災害ごみの仮置き場ができるということで、災害ごみを受け入れるため、現在こちらでは鉄板の搬入作業が行われています」

 市民が災害ごみを持ち込む2カ所目の仮置き場が開設されるのは、清水区大内新田の国道1号バイパス沿いにある市有地です。受け入れ可能な災害ごみの量はおよそ8000トン。運用は10日からで、受け入れ時間は午前9時から午後4時までです。

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 静岡市によると、一連の災害ごみの量は推定で2万トンを超える見通しですが、すでに開設されている袖師地区の仮置き場や、自衛隊や業者からの搬入のみ受け付けている仮置き場の3カ所で収容可能としています。新たな仮置き場開設に、浸水被害を受けた清水区の住民は―

清水区民:「助かるのではないか。もうすぐにでも(ごみを)運べるようにしてもらいたい」

完全撤去の目途は…

今も住宅街に残る災害ごみ。すべて撤去されるのは果たしていつになるのでしょうか。

静岡市 
田辺信宏 市長:「多くの災害ごみが置かれ、生活環境上の課題が生じている場所については、今月16日の金曜までに、そしてすべての災害ごみを今月末までに撤去することを目指して、今後関係局中心に全力で取り組んでまいります」