皮はパリッ、肉はジューシー。丸ごと味わう北京ダック 静岡市「北京ダック 祥瑞」
香ばしく焼けた皮はパリパリ。その内側には、やわらかくジューシーな肉がある。JR静岡駅南口から歩いて30秒、静岡交通ビル2階の「北京ダック 祥瑞」で、まず味わいたいのが店名にも掲げる北京ダックだ。高級感のある落ち着いた店内で、本格中華をゆっくり楽しめる。
一般的な北京ダックはアヒルの皮を中心に味わうが、祥瑞では皮と肉を一緒に提供する。小麦粉で作るクレープ状の皮「ヤーピン」に、北京ダックと野菜をのせ、甘辛いテンメンジャンを添えて包む。ひと口で頬張れば、皮の香ばしさに肉の旨み、野菜の歯触り、みそのコクが重なる。皮だけではなく肉まで味わえるため、食べ応えもしっかりある。
北京ダックを盛り込んだランチコース(3000円)は、前菜、点心、選べるメイン、チャーハン、中国茶、デザートまで続く。普段の昼食より少し贅沢をしたい時や、何人かで本格中華を囲みたい日に向く内容だ。始まりを彩るのは、4つの味を楽しめる前菜盛り合わせ。しっとりやわらかなチャーシューには、肉の旨みとコクのある甘さがある。小松菜を使った青菜炒めは、しゃきしゃきした歯触りを残し、ニンニクの香りを効かせながら上品に仕上げる。味も食感も異なる前菜が、これから続く料理への期待を高めてくれる。
点心は、小籠包、肉しゅうまい、海老餃子の3種類。小籠包に箸を入れると、薄い皮の中から熱いスープがあふれ出す。肉の濃厚な旨みを含んだスープまで味わう一品だ。肉しゅうまいと海老餃子も加わり、蒸したての点心を少しずつ食べ比べられる。
メイン料理は4種類から選択できる。取材時に紹介されたのは「黒酢の酢豚」。香ばしく揚げた豚肉へ、黒酢を使った濃厚なあんを絡める。黒酢の酸味は角が立たず、深いコクとともに厚みのある豚肉へなじむ。甘み、酸味、肉の旨みを一度に味わえ、コース後半の満足感を高める料理だ。
駅前という便利な場所にありながら、祥瑞のランチは北京ダックを急いで食べて終わりではない。前菜や点心で食欲を整え、パリパリの皮と肉を包み、選んだメインからチャーハンへ進む。一品ずつ順を追って味わう時間も、本格中華の楽しみに含まれている。
北京ダック 祥瑞
住所:静岡市葵区黒金町55 静岡交通ビル2階
電話番号:054-282-5851
定休日:月曜日
営業時間:ランチ 11:30-15:00(L.O.14:30) ディナー 17:00-22:00(L.O.21:00)
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