まるで手品…キャッシュカードがトランプに 同様手口の特殊詐欺が沼津市で相次ぐ 警察は関連も捜査

 静岡県沼津市でキャッシュカードをだまし取られる特殊詐欺事件が同じ日に相次いで確認され、警察が注意を呼びかけています。

 警察によりますと、10月下旬、沼津市の90代女性の自宅の固定電話に、沼津市役所の職員を名乗る男から電話があり、「高齢者に還付するお金があります。あなたの口座に振り込みたいのでキャッシュカードを用意しておいてください。うちの職員が取りに行きます」などと言われたということです。その後、女性は家を訪れた男にキャッシュカード2枚を封筒に入れて封印するよう指示され、隙を見てすり替えられてだまし取られたということです。

 また、沼津市に住む80代女性は自宅の固定電話に電話してきた郵便局員を名乗る男から「キャッシュカードが古くなっているので、交換する必要があります。今から自宅に行きます」などと言われ、同じような手口でキャッシュカード3枚をだまし取られました。

 2つの被害は同じ日に起きていて、どちらも自宅を訪れた男はキャッシュカードを預かった後、「封をするために印鑑を持ってきて」などと言って席を外させていました。

 さらに、「また来る」などと言って、封筒を空けずに保管するよう求めたということです。すり替えられた封筒にはトランプが入っていて、だまし取られたキャッシュカードを使って現金が引き出された形跡があるということです。

 警察は2つの事件の関連を調べるとともに、「キャッシュカードを封印します」と言われたら詐欺だとして、警察官や金融機関の職員を名乗った電話には特に注意するよう呼びかけています。