『1番の目的は静岡おでん』…富士山より人気!? 韓国人観光客が続々訪れる驚きの現状 静岡市
外国人観光客が絶賛する静岡市のソウルフード、“静岡おでん”。今、この味に韓国からの観光客が熱視線を送っています。一体なぜ韓国人の間で「静岡おでん」が人気なのか、その秘密を探ります!
SNSで拡散、『おでんを食べるために静岡へ』
堀優奈アナウンサー:「静岡市葵区の浅間通り商店街に来ています。こちらで長年、地元の方に親しまれているのが静岡おでんのおがわです」
創業80年近くの歴史を誇る老舗「静岡おでんおがわ」。店頭には、静岡おでんならでは、真っ黒な出汁がしみ込んだおでんが、17種類並んでいます。
老舗おでん店に韓国人観光客が連日来店
堀アナ(食リポ):「串に刺さったおでんに、上にかかった出汁粉。これこそ静岡おでんですよね。では黒はんぺんいただきます。出汁がしっかりしみ込んでます。おいしい。噛むほどに魚のうま味を感じます。私、静岡おでんデビューの場所がおがわさんなんです」
堀アナにとっても思い出の味である「おがわ」ですが、今、店にはその味を求め、多くの韓国人観光客が押し寄せています。
静岡おでんおがわ 小川光枝さん:「毎日2~3組の方が来てくれる。1カ月ぐらい前には、全員韓国の方たちの時があってびっくりした。食べてくれた方がSNSにあげてくれて、それで寄ってくれます」
取材したこの日も。
韓国からの観光客
Q.静岡に来た理由は?
A.「1番目が「おでん」。2番目が「富士山」。SNSに韓国人が食べて「本当においしい。すごい」と言いながら食べる動画がたくさんあって、じゃあ静岡行くぞと思って来ました。本当においしいです」
韓国からの観光客:「静岡は黒いおでんが有名。だから旅行に来ました。小川はめちゃくちゃ有名な店」
韓国からの観光客:「韓国のおでんとの違いを知りたかったんです。韓国のおでんとは少し違いますが、とてもおいしいです」
店では、急増する韓国人をはじめ、海外からの観光客が安心して楽しんでもらおうと、英語やイラスト入りのメニュー表の設置を進めています。
静岡おでんおがわ 小川光枝さん:「海外の方が来るから片言の言葉じゃなく、しっかりとした表記があれば皆さんも安心して注文できるだろうと思って。とにかくおいしかったと喜んで帰ってもらえるように頑張りたいです」
韓国語メニュー導入で広がるおもてなし
続いてやってきたのは、夜のおでん街。
堀アナ:「昔ながらの店が軒を連ねる青葉おでん街です。こちらにも韓国からのお客さんが訪れています」
まるで昭和にタイムスリップしたかのような空間が広がる青葉おでん街。このDEEPなYOKOCYO(横丁)の一番奥にあるのが、手作りの創作おでんが自慢の「浪漫」です。
浪漫 山西渉店主:「(韓国人観光客は)ここ最近もどんどん増えている。毎日少なくとも5~6組は来る。(SNSで)店の特徴や客のコメントを見て何がおいしいか知っている」
数年前の韓国メディアの取材や著名人の来店をきっかけに、韓国で人気の火がついたこちら店。旅行会社が作った海外旅行者向けのチラシにも掲載されています。
そんな浪漫のメニュー表を見てみると…。
堀アナ:「壁には日本語で書かれたメニューもあるんですが、こちら韓国語で書かれたメニューも用意されています」
韓国語のメニューを用意するほどの人気ぶり。中でも韓国人の舌を唸らせているのは、由比産のサクラエビを使った創作おでんです。
堀アナ(食リポ):「いただきます。サクラエビの香ばしい風味が口いっぱいに広がります。静岡おでんにさらにサクラエビがプラスされて、まさに静岡尽くしのおでん。これは韓国から来た観光客にも好まれるのが分かる」
絶品のおでんはもちろん、カウンター越しに生まれる店主との温かい交流も、観光客を惹きつける大きな魅力です。
韓国人観光客:「妻が以前ここへ来たことがあります。そのときに青葉おでん街を訪れていて、ぜひ行ってみてほしいと勧められて来ました。期待通りでおいしいです」
韓国人観光客:「歩いていたら、韓国語の看板が見えたので入りました。柔らかくておいしいです」
韓国人観光客:「静岡もおでん街も初めてですが、とても居心地が良いです。料理も文化も素晴らしくて、すべてが心地よく感じられます。韓国へ帰ってもまた来たいと思います」
県内外だけでなく外国人観光客にも人気が広がる静岡おでん。湯気の向こうに広がる温かいおもてなしが、国境を越えて人々の心を惹きつけています。
浪漫 山西渉店主:「より一層、おでんを食べにぜひ来てもらって、それだけじゃなくて静岡は名所がたくさんありますからいろんな所に足を運んで、もっと交流が盛んになってくれればいい」