大規模な断水が起きた清水区の新たな水源を確保するための検討部会が始動 静岡市
台風15号で大規模な断水が発生した静岡市清水区について、新たな水源の確保に向けた検討部会が初めて開かれました。
去年9月の台風15号では清水区の承元寺取水口に大量の流木などが詰まり最大およそ2週間、6万3000世帯で断水しました。
田辺信宏市長:
「あの時あういう風に情報を出しておけば良かった。色々反省はある」
清水地区は興津川の表流水を水源にしています。
承元寺取水口から取水できなくなったことを受け、安倍川の伏流水を葵区の北部ルートから、駿河区の地下水を南部ルートから供給することで、一部の地区には水を送ることができましたが、他の地区では1日当たり4万2000tの水が不足しました。
そのためこの2つのルートの強化や地下水を新たに水源にする案が大学教授らで構成される委員に示されました。
また承元寺取水口に大量の流木が詰まったことについては 原因究明を急ぐとともに詰まりにくくする対策を講じるとしました。
静岡市 星野浩之水道技術担当部長:
「いろいろな議論をしていただいて対策案をブラッシュアップして、令和6年度の水道の経営について協議している場で決定していきたいと思います」