将来3000億円規模の市場か「グランピング」って SNSで特に女性から人気…「映え」を狙って写真撮影 静岡・森町

 皆さんは「グランピング」をご存じですか? 街で聞いてみました。

「グランピング? 聞いたことある気がするけど」
「イメージがわかない」
「キャンプと違うけど、共通しているところが…」
「なんか山登り的な感じ…」
「キャンプ場で道具とか全部そろっていてそれを借りる」
「普通のキャンプよくやるけど」

画像: 将来3000億円規模の市場か「グランピング」って SNSで特に女性から人気…「映え」を狙って写真撮影 静岡・森町

 「グランピング」とは、ホテル並みの空間で、キャンプを楽しむことを指し、その語源は、「魅力的な」という意味の英語「グラマラス」と、「キャンプ」を意味する「キャンピング」を合わせた「造語」です。

 グランピングに関する市場規模は、推計で、およそ600億円から800億円。将来的には、2000億円から3000億円規模に成長する可能性もあると言われています。

今年オープンのグランピング施設「リバ・ウッド・リゾート」

北川彩アナウンサー:「森町に来ています。こちらが今年オープンしたばかりのグランピング施設、リバ・ウッド・リゾートです。初めてのグランピング体験、してきます!」

画像: 今年オープンのグランピング施設「リバ・ウッド・リゾート」

 訪れたのは新東名・森掛川インターから車で、およそ10分の場所にあるグランピング施設。今年7月にオープンしたばかりです。

北川アナ:「こんにちは、グランピング体験したいと思っておじゃましました」

マネージャー倉島千佳子さん:「こちらが受付になりますので」

 まずは、フロントで、チェックインの手続きです。

倉島さん:「食事について説明します、朝食、夕食の食材をまとめてお渡しします」

「ドームテントルーム」の内部は

 いよいよ、グランピングのスタートです。「ドームテントルーム」の1つに案内されました。

 その内部は…。

画像1: 「ドームテントルーム」の内部は

北川アナ
「うぉっ、すごいキレイ」
「ドーム型のテントの中に、本当の家のように家具が…結構広いです」

 テントの中には、冷蔵庫や電子レンジ、金庫に、ハンモック、そしてベッドが、備えられています。

 さらに、ドーム型テントの奥に進むと…。

画像2: 「ドームテントルーム」の内部は

北川アナ:「うわぁ、素敵な空間ですね」
倉島さん:「食事のスペース、ガスグリルが…」
倉島さん:「こちら露天風呂」
倉島さん:「このロケーションにびっくりされる方が…」
北川アナ:「日常では味わえないですね」

非日常的空間で狙うのはSNS『映え』

 「ドームテントルーム」の定員は、最大4人。私がおじゃました「ダブルベッド2台」のタイプのほかに、女子会におすすめの「シングルベッドが4台」というタイプもあります。

 さらに、ウッドデッキの部分をつなぐことで、最大8人が利用できる区画もあります。

北川アナ:「これだけきれいで非日常的だといろんな場所で写真撮りたくなります」

倉島さん:「そうですね、写真を撮影している方もけっこういます」

 グランピングは、インスタグラムなどSNSへの投稿で特に女性からの人気を集めるようになりました。

 私も「映え」を狙って写真を撮ってみました。

画像: 非日常的空間で狙うのはSNS『映え』

手ぶらでふらっと来ても

 それぞれの部屋には、シャワーブースもありますし、もちろんトイレも完備されているので、プライベートな空間を、しっかり確保することができます。

倉島さん:「絶対にこれがなくてはいけない、という物はありませんので手ぶらでふらっと来ていただいても楽しく過ごすことが」

北川アナ:「からだひとつで楽しめるって便利ですね」

倉島さん:「通常のキャンプですと、テントの設営など、初心者にはなかなかハードルが高いという方でもキャンプを楽しんでいただける施設です」

 テントの中に、コーヒー豆を挽く「ミル」があったので、自分でコーヒーをいれることにしました。

北川アナ「暖房が入っているので部屋がすごく暖かいです。自分でいれたコーヒーを飲んで、心も体もぽかぽかです」

食事はバーベキュー

 日没が1年でもっとも早い、この時期。あっという間に、あたりが暗くなりました。

フロントに食事を受け取りに行きます。

北川リポート
「かごの中には何が?」
「夕食と朝食まとめて入れてあるので部屋の冷蔵庫に」

 ちなみに、飲み物や食べ物は自分で持ち込むこともできますし、フロントで購入することも可能です。

 いよいよ、お楽しみの夕食です!

 森町で体験中の「グランピング」。夕食は、お楽しみの「豪華バーベキュー」です。「国産牛のサーロインステーキ」のほかにも、豚肉、鶏肉、エビや、じゃがバターなど盛りだくさん。

画像1: 食事はバーベキュー

 食器や調理器具、調味料にいたるまで、すべてそろっていますので、優雅に食事をすることができます。

北川アナ
「おいしそうな香りが…」
「ではステーキ、いただきます」
「ちょうどいい焼き加減、上品な油出ています」

 正直に言いますと、バーベキューの調理はカメラマンにお任せしたのですが、焼き加減は完璧でしたよ。

 また、ウッドデッキで食事をとる時は、少し厚着をしたほうが、よいかもしれませんが、電気ストーブや風よけ用のビニールカーテンもあります。まさに、「至れり尽くせり」です。

 こちらの施設の、チェックアウトは午前10時まで。ほとんどのお客さんが、10時ぎりぎりまでのんびり滞在していくということです。

 朝食は、自分で作る「ホットサンド」。好きな時間に、作りたてを食べることができます。

北川アナ:「今年初めて冬を迎える、年末年始予約状況は?」

倉島さん:「29日から31日は、かなり埋まって満室の日も。正月は空いている日も」

 こちらには、「グランピング」ができる「ドームテントルーム」が全部で17あります。ほかに、トレーラーハウス付きのキャンプ区画や電源つきのキャンプ区画も…。

 そして夜にはキャンプファイヤーが行われます。

画像2: 食事はバーベキュー

 ゆったりと過ごしているうちに、夜が深まっていきました。

北川アナ:「グランピングって準備をしないといけないと思っていたが、そんなことなくて、初心者でも楽しむことができました。1日ゆっくりくつろげました」

暖かいテントの中で食べるアイスは、とても、おいしかったですよ。
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