新たに1人の死亡を確認…犠牲者は計10人に 小さな崩落で中断2回 炎天下の捜索続く 静岡・熱海市の土石流災害 / 11日午後8時50分
静岡県熱海市伊豆山地区の土石流発生から9日目。熱海市は先ほど、新たに1人の死亡を確認したと、発表しました。
熱海市によりますと、11日午後5時半ごろ、捜索で新たに見つかった1人の死亡が確認されました。性別や身元はわかっていません。これで、これまでに10人の死亡が確認。18人の行方が分かっていません。
また、静岡県などによりますと、11日、新たに1人の身元が判明しました。6日に死亡が確認され、身元が分かっていなかった女性は、熱海市伊豆山の古川静子さん(77)とということです。
一方、熱海市はあす12日から3日間で、被災現場の一時帰宅を実施すると明らかにしました。
熱海市 斉藤栄市長:「12日から3日間にわたって、1世帯2人で滞在時間は2時間」
市がバスを借り上げて、複数回に分けて被災者を運ぶ計画です。伊豆山地区では11日午後5時点で162件で断水が続いています。
小さな崩落で中断2回 炎天下の捜索続く
捜索の現場はきょうも厳しい環境での活動を強いられました。
須藤誠人アナウンサー:「崩壊してしまった住宅から出たがれきを自衛隊員たちが手渡しで運び出していきます。運ばれたがれきは山のようにつまれています」
熱海市の日中の最高気温は32・3℃に達し、現場では小さな崩落が発生し、午前と午後に1回ずつ、捜索活動が中断しました。