川勝知事がまん延防止措置の延長を正式要請 静岡県内の医療体制ひっ迫続く
感染状況がなかなか落ち着かない中、静岡県の川勝知事は20日が期限となるまん延防止等重点措置の『延長』を正式に国に要請しました。
午後、県は政府に対してまん延防止措置の延長を求める文書をメールで送りました。この中では川勝知事は、県内の新規感染者数や病床使用率が依然として高い水準にあり、医療提供体制のひっ迫が続いていることを理由にあげています。
まん延防止措置は今月20日までの適用が決まっていましたが、きのう川勝知事は要請する意向を表明。延長の期間は政府の決定に委ねるとしています。
東京など13都県では来月6日までの延長が決まっていて、県は国で認められれば同様に来月6日前後までとなるとみています。
一方いまだ収まらない感染状況を受け、川勝知事は先ほどオンラインで開かれた全国知事会議に出席しました。会議では、これ以上の感染拡大を食い止めるための対策を協議し、緊急事態宣言やまん延防止措置の発出は感染状況や知事の要請に応じて、レベルにとらわれず素早く対応をすることや、保育園や小学校での感染が急拡大する中、保護者や小児のかかりつけ医が、ワクチン接種について相談できる窓口を開設することなどを盛り込んだ国への提言をまとめました。