27人が犠牲、1人行方不明…土石流災害から8カ月 行方不明者はどこに…70人態勢で現場を一斉捜索 静岡・熱海市

 静岡県熱海市の土石流災害の発生から3日で8カ月です。現場では黙とうが捧げられ、行方不明者の集中捜索が行われました。

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27人が犠牲、1人行方不明…土石流災害から8カ月 行方不明者はどこに…70人態勢で現場を一斉捜索 静岡・熱海市

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 3日午前10時半ごろ、熱海市伊豆山地区には被災者らが集まり、犠牲者を悼み
黙とうを捧げました。去年7月に発生した土石流では、これまでに災害関連死を含め27人が犠牲になり、いまだ太田和子さんの行方が分かっていません。県警はおよそ70人態勢で、上空からドローンを飛ばすなどして一斉捜索を行いました。

県議会では

 一方、開会中の県議会でも盛り土の起点付近に残された土砂について、安全確保に向けた対策を求める声が上がりました。

自民改革会議 藤曲敬宏県議:「(残った)盛り土の対応方針について、熱海市と連携して方向性を一刻も早く決定することが、生活再建を目指す被災者にとって最優先と考えるが県の所見を伺う」

 これに対し難波副知事は…

静岡県 難波副知事:「安全性が不足する箇所については、適切な崩落防止対策がとられるよう県と熱海市が連携して、県土採取等規制条例の届け出をした旧土地所有者に対し、法令に基づく是正措置やその他の対策を実施していく」

 起点付近にはおよそ2万立方メートルの土砂が残っているとされています。

 現在、県は土石流の発生原因を調査していますが、崩落の危険性などが認められた場合、県と熱海市は前の土地所有者に対し、土砂の撤去を命じることなど検討しているということです。