土石流災害から100日で追悼式 遺族「夫の苦しみが…」 静岡・熱海市
7月に静岡県熱海市で発生した大規模な土石流災害から10日で100日目を迎え、午前、現場近くの小学校で追悼式が行われました。
高橋諒記者:「発災から100日目を迎える。こちらには遺族、行政らが参加し、これから追悼式が行われます」
静岡・熱海市 斉藤栄市長:「私たちは、今回の災害の経験や教訓を後世に伝え、また、歴史ある美しい伊豆山を取り戻さなければなりません」
発災から100日目となる10日、被災現場の近くにある伊豆山小学校の体育館に静岡県の川勝平太知事や熱海市の斉藤市長、そして遺族ら79人が参列し、犠牲者を悼み花束を手向けました。
土石流で妻を亡くした男性:「子どもたちは、お父さんだけでも残ってくれたから、しょうがないと言ってくれて、ありがたいなと思う」
土石流で夫を亡くした女性:「夫の亡くなった顔の苦しみ、苦しみがずっとあった。これからはもう、自分の分まで楽しんでねって。人生いっぱい楽しんでねって。そういうふうに言ってるように聞こえました」
熱海市の土石流災害ではこれまでに26人が犠牲になり、残る1人の行方不明者の太田和子さんの捜索活動が続けられています。