【新型コロナ】診療、PCR検査の検体採取、会計…すべて車内で完結 感染リスク抑えるも人手と時間が… 静岡市

 感染者の急増は医療機関にも影響が出ています。静岡市葵区にある「しずおか葵の森クリニック」。内科や皮膚科、アレルギー科があります。

 

画像1: 【新型コロナ】診療、PCR検査の検体採取、会計…すべて車内で完結 感染リスク抑えるも人手と時間が… 静岡市

林輝彦アナウンサー:「こちらのクリニックでは、発熱などの症状が出た患者の受診については、これまでに受診したことがある患者に限って受け付けています」  

先月から静岡市内で感染者が増えていることから、こちらのクリニックでも、検査数が増えました。

しずおか葵の森クリニック 古川敬芳院長:「ある程度限定した形でやっているので、そんなに猛烈に爆発的に増えているというわけではない。何人かはお見えになっているという形。全員に検査をするわけではないので、こちらの判断で、やった方がいいかな、という人に対してやるわけですが、さすがに11月後半になると増えてきました」

 先月は5件ほどのPCR検査を行いました。特に万全な対策が必要なのが、発熱などの症状がある患者の受診です。

林アナ:「発熱などの症状がある患者には事前に電話で受診することを伝えてもらい、クリニックに到着したら、車の中で待機してもらいます」

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 そして、検査が必要と医師が判断すると…

林アナ:「車の中で検体を採取します。容器と採取方法が書かれた紙を渡されます。さらに梅干やレモンの写真が入った紙で唾液を出やすくしています」

 診療から、検体採取、さらには会計まで全てを車の中で完結させます。接触を最小限にし、感染リスクを抑えることができますが、その分、人手と時間がかかります。

画像3: 【新型コロナ】診療、PCR検査の検体採取、会計…すべて車内で完結 感染リスク抑えるも人手と時間が… 静岡市

古川敬芳院長:「診察をして必要な場合には検体を取る検査に出すため、最終的に会計を締めて、処方箋とか、領収書ができるが、またそれを持って行って、結構手間がかかっている。行ったり来たりがどうしても生まれてしまう」

 収束の兆しが見えない新型コロナウイルス。静岡市内ではクラスターが多発していることもあり、これから迎える年末年始に危機感を募らせています。

古川敬芳院長:「公的な忘年会をやる施設はあまりないと思うが、私的な形で久しぶりに友人と会うとか、仲間で一杯飲むという機会は、どうしてもあると思う。それがどう出るか、懸念材料ではある。やることは感染症の対策ですから。今、一般化しているが、マスクの着用、手指衛生、手洗い、3密回避。1年くらい言われていることなので、皆さん分かってはいると思う。励行していただく」

 3密の回避に手洗いやマスク。感染者が急増している時こそ、基本の徹底が重要になります。