熱海土石流災害の行政対応について再検証し「結果を速やかに県議会に報告してまいる」静岡県・川勝知事
静岡県議会6月定例会が開会し、川勝知事は熱海市土石流災害における行政対応の再検証を行うと表明しました。
川勝知事:
「行政対応に関する再検証については、砂防法や森林法などに関して、検証委員会において取り扱われていない新たな視点に基づく提言をいただいたことを重く受け止め、 県として改めて検証を行い、その結果を速やかに県議会に報告してまいる」
23日開会した県議会6月定例会で、熱海市の土石流災害の行政対応について『再検証する』と表明した川勝知事。
行政対応の再検証をめぐっては、去年第三者委員会が「行政対応は失敗だった」とする報告書をまとめていて、県議会の特別委員会は「検証は不十分」だとして、再検証を求めていました。
再検証に対し、これまで後ろ向きな姿勢を示してきた川勝知事ですが、23日の本会議では「県政の喫緊の課題」だとして、発災からまもなく2年を迎えるのを前に、特別委員会の提言に応じる形となりました。
また「行政記録の在り方」について川勝知事は…。
川勝知事:
「公文書は県民共有の財産であるという理念に立ち、今年度中に新たな公文書管理条例を制定することを目指してまいる」
今後は、県議会や有識者の意見を聞きながら、公文書の作成から活用までのルールを具体化するとしています。