護岸工事後に井戸が枯れた…国土交通省が同じ地区の59の井戸の現状確認へ 静岡・島田市
大井川の護岸工事をした後に井戸が枯れるなどの影響が出ている問題で、工事を行った国土交通省静岡河川事務所は、井戸の現状確認を9月から実施すると発表しました。
大井川の東側にある島田市神座地区では、洪水対策のため2020年に護岸工事が始まりました。静岡河川事務所によりますと、工事中は、一時的に井戸水が枯れる可能性が想定されていたため、付近では井戸水から水道水への切り替えが行われていましたが、工事が完了した今も水が出にくい状態が続いている井戸が13個あるということです。
工事を行った国土交通省静岡河川事務所は25日、井戸の現状確認を9月から実施すると発表しました。神座地区にある59の井戸の水が正しく出るか現地で確認し、井戸の所有者からも個別に話を聞いた上で、今後、住民説明会を開催していくということです。
桃木優一副所長:「イチゴ農家様以外から、生活に支障をきたすような問題は聞いていない。改めて神座地区内の住民の井戸の状況について、まずは個別に確認していきます」
静岡河川事務所は原因の調査も進めていくとしています。