土石流起点の土砂 静岡県と熱海市で撤去へ 行政代執行も視野に
静岡県熱海市の土石流災害の起点付近の土砂について、斉藤栄市長が行政代執行も視野に撤去する方針を示しました。
被害を受けた伊豆山地区の復興計画を話し合う会議で、斉藤市長が明らかにしたものです。土石流の起点となった逢初川上流には、大量の土砂が残っていて斉藤市長によると強制力を伴う行政代執行も視野に、県と熱海市で撤去するということです。会議では、市から示された復興計画案について議論が交わされました。委員からは、避難に必要な情報伝達について計画に盛り込むことや、自宅に戻った後の支援についての項目も設けてほしいといった意見が出されました。市は来月までに基本計画を完成させ、より具体的な街づくりの指針となる「復興まちづくり計画」についても8月をめどに完成させたいとしています。