時間帯によりセンターラインが変わる「中央線変移」の廃止について静岡県警が住民説明会 静岡市


静岡市の国道1号で運用されている時間帯により中央線の道路標識が変わる「中央線変移」の来年度内の廃止に向け、静岡県警が住民説明会を行いました。

 渋滞の緩和を目的に1978年から運用が始まった静岡市の国道1号の「中央線変移」は、来年度内の廃止に向け、関係機関が調整を進めています。

 「中央線変移」は時間帯により中央線が変わるシステムで、規制の複雑さから事故が相次いでいました。

県警・交通規制課 杉本信行管理官:
「わかりづらい交通規制になっているため、交通事故を誘引するということになるので、こうした理由から廃止という結論に至った」
 県警は昨夜、規制区間の付近の住民を対象に説明会を開き、事故が多発していることや、年間700万円かけて規制を運用していることなどから廃止に向け準備していると説明しました。

 また、廃止後については一部区間で上りを2車線とし、残りの区間は上下1車線にする方針を示しました。

付近の住民(女性):
「県外とか市外の方、そういった人にとっては、2車線になった(固定された)方が交通事故を防ぐためには良いと思う」

付近の住民(男性):
「私も車にぶつけられそうになったことがあるから、バイクに乗っていて。あそこは改善してもらった方が良いと思う」