男が妻子を刺して殺害し自殺した事件 妻子の傷はいずれも胸の1カ所 静岡・富士宮市


富士宮市の病院で男が入院中の妻子を刃物で刺して殺害し、その後自殺したとみられる事件で、妻子の傷はそれぞれ1カ所で、臓器に達していたことが、警察への取材で分かりました。

 おととい午後富士脳障害研究所附属病院で、73歳の男がそれぞれ別々の部屋に入院中の妻(72)と長女(40)を包丁のような刃物で刺し殺害し、その後自殺したとみられる事件。

 妻と長女の死因は失血死で、警察によると刺し傷はそれぞれ胸に1カ所で、いずれも臓器に達していたということです。

 2人はともにベッドの上で刺されていて、男は妻のベッドの横で血を流して倒れていたということです。

 病院関係者によると、長女はおよそ20年前に、妻はおよそ半年前から入院していて、いずれも寝たきりで意思疎通は困難だったとしています。

 警察は男が犯行に至った経緯や動機を調べています。