山梨県でリニア工事で初のトンネルが貫通 静岡・川勝知事はJR東海社長との直接会談に前向き
静岡県以外の沿線各都県でリニア新幹線の建設工事が進む中、きょう山梨県では沿線で初めて本線のトンネルが貫通しました。
13日午前、山梨県富士川町で、リニア中央新幹線のトンネル貫通式が開かれました。
「貫通いたしました」
今回貫通したのは「第一南巨摩トンネル」で、その長さ710メートル。去年3月から掘削工事が始まり、1年半余りで工事が完了しました。リニア本線トンネルとしては、全国で初めて貫通したトンネルになります。
着実に進む沿線県の工事。
川勝知事は
一方、今週の定例会見で川勝知事は静岡県としてこんな提案をしています。
川勝知事:
「(私が)JR東海の意思決定者であれば、現在の川勝と膝を突き合わせて話してですね。その場で解決策を出せるという自信はあります。(JR東海 丹羽社長との面会を)実行して水面下ではありますけれども、インフォーマル(非公式)な形でのですね。意見交換などもですね。一つずつ重ねていきたいと思っております。」
JR東海の丹羽社長との直接会談に意欲を示した川勝知事。
これに12日、丹羽社長が答えました。
JR東海 丹羽俊介社長:
「現時点で会談の予定はございませんけれども、これも適切な時期にお会いしたいというふうに考えているところです。」
各県で動きを見せるリニア問題。今後の行方にも注目が集まります。