「タケノコ発言」知事を巻き込む騒動に 懲罰処分を受けた沼津市議は処分の取り消しを求めて川勝知事に「審決」を申請へ
「タケノコ発言」により沼津市議会から懲罰処分を受けた江本浩二議員が会見し、処分の取り消しを求めて川勝知事に「審決」、いわゆる「不服申し立て」を申請する事を明らかにしました。
事の発端は先月27日のこの場面でした。
江本浩二 沼津市議 9月27日
「実は私の農地の中にも市の土地が存在しています。その土地は現在、竹林として私、管理をして、そこから毎年タケノコを掘って利益を得ています。販売したりしています」
議会の中で問題視され、市議22人が、江本市議への懲罰動議を提出。
沼津市議会本会議 16日
議長:
「本件は(懲罰特別)委員長報告の通り決することにご賛成の方はご起立願います。起立者多数と認めます。よって17番、江本浩二議員に「陳謝」の懲罰を科することは可決されました」
登壇した江本市議。
陳謝文を読み上げると思いきや…。
江本浩二市議:
「陳謝文をそのまま読み上げることはできません」
懲罰として科された「陳謝」を拒否。
これにより「新たな懲罰動議」が提出され、沼津市議会史上、初めてとなる「出席停止」の懲罰が決まりました。
江本浩二市議:
「これは私の信念に基づいて行ってきたことなので、後悔はしていません。私はまず懲罰は勲章だと思っている。
19日の会見で
タケノコ発言”による騒動も幕引きかと思えたものの、
あれから3日が経過した19日、江本市議の姿は記者会見の場にありました。
江本浩二沼津市議:
「この二つの懲罰には、正当な根拠はないものと考えております。私の名誉を深く傷つけるとともに、私、江本浩二が議員として、沼津市議会の議決、議事にサインをして議決に加わるなどの議員としての中核的な活動ができなくなり住民から負託を受けた議員としての責務を果たすことができなくなると考えている」
改めて、懲罰の取り消しを求める意思を示した江本議員。
江本浩二沼津市議:
「静岡県、知事が、この私の訴えている内容をご理解頂いて、この沼津市議会の懲罰処分を撤回すると言う結論を出していただくことに全精力を上げて参りたいと思っております。万が一望むような結果が出なかった場合はさらにその先で議論をして参りたい」
江本議員は来週の半ばごろに、川勝知事に「審決申請」を提出する予定です。