「重要な証拠を見逃すな」…警察官の鑑識競技会 鑑識課長「現場には証拠がたくさんある」 静岡市

 事件現場から犯人の特定につながる重要な証拠を採取する鑑識作業の技術を競う大会が20日、静岡市で開かれました。

 鑑識競技会は、警察官の鑑識技術向上を目的に毎年開催されていて、静岡県内にある28全ての警察署からおよそ140人が参加しました。

 刃物を持った犯人が貴金属店に押し入った後に逃走した想定で行われました。参加した警察官は5人1組のチームに分かれ、現場に残された刃物の指紋や足跡を慎重に採取したり、立会人から事情聴取したりしました。

静岡県警鑑識課 成岡智課長:「現場において証拠は非常にたくさんある。それを綿密に丁寧に収集して、被疑者の検挙につなげていきたい」

 競技会では、採取した証拠の正確性やチームワークなどを基準に採点し、成績上位の警察署が表彰されます。