11下旬に行政代執行着手へ 静岡市葵区杉尾地区の不適切な盛り土 静岡県
静岡県は静岡市葵区杉尾地区の不適切な盛り土について、11月下旬にも行政代執行に着手する方針を明らかにしました。
静岡市葵区杉尾地区の不適切な盛り土を巡って、県は9月業者に、原状回復に向けた計画の提出などを求める戒告書を交付しました。
履行期限の10月中旬に業者から県に計画書が提出されましたが、県は「内容が不十分」と判断し、行政代執行の方針を固めていました。
そして14日開かれた県の盛土等対策会議で、行政代執行の工事内容やスケジュールが共有され、了解を得たということです。
県によりますと、11月中旬に代執行を業者に通知し、下旬にも工事に着手する予定です。
撤去するおよそ5・1万立法メートルの土砂は、県中部の残土処分場に運び込むということです。
また日向地区の不適切盛り土については、土壌調査の結果を踏まえ、計画がまとまり次第行政代執行に着手する予定です。
県は2025年度中に工事を完了させたいとしています。