大麻の危険性を呼びかけ「大麻グミ」への注意も訴える 静岡県・静岡県警

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若い世代を中心に増加している大麻など薬物の乱用防止を呼びかける街頭キャンペーンが行われました。

 この取り組みは10月から11月にかけて全国一斉で行われている「麻薬・覚醒剤・大麻乱用防止運動」に合わせたもので、27日朝JR静岡駅では、静岡県の職員や警察官などが薬物の危険性などを注意喚起しました。

 県警によりますと去年の大麻事犯の検挙者は158人で、そのうち7割は29歳以下の若者が占めるということです。

県健康福祉部 薬事課米倉克昌課長:
「大麻が安全であるということが若者の間で広まっている。大麻は危険な薬物であるということを伝えていくことがまずは大事だと思っている」

 また大麻の有害成分に似せて作られた合成化合物「HHCH」が指定薬物になり、12月2日から販売や使用が禁止されることから、健康被害が指摘される「大麻グミ」への注意も呼びかけられていました。

 「大麻グミ」をめぐっては、厚生労働省東海北陸厚生局麻薬取締部と県が22日、「HHCH」を含む疑いのある商品を取り扱っているとして、静岡市葵区の店舗に立ち入り調査を行い、商品の成分検査の結果が出るまで販売を停止させています。

 一方、消防によりますと4月、富士市で体調不良を訴えて搬送された20代の男性が「グミを食べて酒を飲んだ」と話していましたが、「大麻グミ」との関連は分かっていないということです。