将棋の名人戦を前にタイトル戦で提供されるおやつの熱い戦い「おやつコンテスト」
今月、都内のホテルで行われた名人戦7番勝負第1局において、持ち時間を使い切る大熱戦を繰り広げた結果、
見事、渡辺明名人に勝利した挑戦者の藤井聡太六冠。
史上最年少での「名人」獲得に向け、好スタートを切りました。
注目度が高まっている将棋の名人戦。
第2局は今月27日、28日に静岡市で静岡市の浮月楼で開催されます。
そして、将棋のタイトル戦と言えば、注目されるのが「おやつ」。
静岡市では名人戦で提供される「おやつ」を決める「おやつコンテスト」を開催していて、和菓子部門で15品、洋菓子部門で10品がエントリーしていました。
西尾梓アナウンサー:
「和菓子部門では静岡の伝統のお菓子安倍川もちに、玄米茶のわらび餅…。」
やまだいち
和菓子部門で激戦を制したのがこちら!
「安倍川もち」や、わらび餅など、昔から静岡市民に愛されてきた和菓子4つが選ばれました。
そして、洋菓子部門がこちら。
ワッフルやタルトなど、色とりどりの洋菓子4品が名人戦に華を添えることになります。
今回、和菓子部門で選ばれた「安倍川もち」を提供する店舗は…。
株式会社やまだいち 山田照敏代表:
「ありがたい、皆さんに支持されたということだと思うので。恥ずかしくないようなものをお出しできればと。少しずつでも(おやつ)全て召し上がっていただきたい。静岡の対局は会場もおやつも大変充実していたよと言っていただけるような大会になれば皆喜ぶのでは。その中の1つに入れてもらえたのは大変ありがたい。」
「キルフェボン」
激戦を制した店のひとつが「キルフェボン」。
静岡発祥で今や全国に店舗を持つタルトの名店です。
選ばれたおやつは、お店で1番人気の「漆黒の甲冑と徳川四天王のタルト」。
久能山東照宮に奉納されたこともあるという名品です。
キル フェ ボン 齊藤花店長:
「徳川家康公と徳川四天王をモチーフとしたタルト。徳川家康公の漆黒と金の甲冑をモチーフにして、きらびやかなチョコレートのクリームと金箔、徳川四天王のイメージカラーをフルーツで表現したタルト。」
家康公にちなみ、新たに創作したという、このタルト。
開発期間は2カ月。
チョコレートの濃厚さを引き立たせながら、それでいて重たくないように、風味のバランスが調節されていて、最後まで美味しく食べられるように工夫されているということです。
こだわりが詰まった8つのおやつ。
藤井六冠、そして渡辺名人はどのおやつを選ぶのでしょうか?