特殊詐欺事件について取材記者がスタジオ解説

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和田佳代子記者
去年、被害にあった人を年代別で見てみます。
被害にあった人の 9割が65歳以上で、
そのうち、8割を女性が占めています。

女性の80歳から84歳が最も多くなっていますが
比較的若い65歳から69歳の女性も多いのが分かります。

Q、なんで?
特殊詐欺への警戒心がうすく「私は騙されない」と思いこんでいて
、被害にあうケースもあるそうです。

ほかにも、男性が外に働きに出て、女性が家にいることが多く、
お金の管理を女性がしている家庭も多いことが要因としてあげられます。

Q、犯行の共通点はありますか?
国際電話からかかってくることが多くなってきている
実際私が取材した女性の自宅にもカナダからかかってきたことが分かっています。

取材した女性は
恥ずかしくて周りに言えない、知られたくない
家族にだけ話したところ、肩身の狭い思いをしたと語っていました。

県内の去年の特殊詐欺件数は
過去2番目の多さの416件で被害額は9億100万円でした。

同じように被害にあっても周りの方に相談できず、
被害届を出していない人もいて
認知件数よりも被害件数は実際多いとみられています。

詐欺被害防止に向けた地道な活動は続いていますが、
手口の巧妙化も進んでいて
一筋縄ではいかないのが現実のようです