「布川事件」の桜井昌司さんが死去 袴田ひで子さん「意志を引き継ぐ」思いを語る
1967年に茨城県で起きた「布川事件」で、再審無罪となった桜井昌司さんが死去し、袴田ひで子さんが「意志を引き継いで頑張りたい」と話しました。
桜井さんは1967年に茨城県で当時62歳の男性を殺害し、現金を奪った罪などで無期懲役の判決を受け服役していましたが、無実を訴え続け、2011年に再審で無罪が確定しました。
支援者らによりますと、桜井昌司さんは23日午前10時半ごろ、水戸市内の病院で直腸がんのため、76歳で亡くなりました。
袴田ひで子さんは
桜井さんはえん罪被害者の支援にも取り組んでいて、弟・巌さんの再審請求を通して20年以上交流があるという袴田ひで子さんが取材に応じ、明るい人だったと振り返りました。
袴田ひで子さん:
「見舞いに行くって。いつ行ったらいいか聞いたら、桜井さんが絶対復帰するって言ってた。生きているうちに会っておきたかった。本当言うと。本当はお見舞い行きたかったけど。これを機に盛り上げていかなきゃいけないと思う。再審法改正」