新幹線の運転士がスマホで「競馬」記事閲覧…「検索したい気持ちが勝ってしまった」 JR東海が発表
JR東海は、東海道新幹線の運転士が乗務中にスマートフォンを私用で使っていたとして、関東運輸局に報告したと発表しました。
JR東海によりますと、11月26日午後3時59分ごろ、米原ー岐阜羽島間を走行中のひかりで、30代の男性運転士が会社から貸与されたスマホで、業務に関係のないサイトを閲覧していたということです。12月13日、月に1回の定期点検の際に判明しました。
男性運転士は競馬に関する記事におよそ1分間アクセスしていたといい、会社の聞き取りに対し、「記事を検索したい気持ちが勝ってしまい、法令違反の認識はあったが見てしまった」と話しているということです。当時はおよそ200キロで走行中だったということです。
この運転士のほかに、不適切なスマホの使用は確認されなかったといい、25日、関東運輸局に報告しました。
JR東海は「運転業務に専念すべき会社の指導に反するもので、厳正に対処する」などとコメントしています。