国土交通省はビッグモーター浜松南店に事業停止など最も重い行政処分


中古車販売大手「ビッグモーター」の保険金水増し請求問題を巡り、国土交通省は浜松市の店舗に事業停止などの行政処分を出しました。

 ビッグモーター浜松南店では、7月に国交省が行った立ち入り検査で、車検の一部が行われていなかったなどの違反を確認。

 国交省は20日、ビッグモーター側の意見を聴く「聴聞」を開きましたが、ビッグモーター側は出席しませんでした。

 これを受け、国交省は24日浜松南店に、最も重い処分にあたる民間検査場としての指定の取り消しと、整備事業の60日間停止、検査員の解任命令の行政処分を出しました。

 一方、店舗前の土壌調査で除草剤の成分が検出された富士店を巡り、静岡県は23日ビッグモーター側に、店舗前の土の入れ替えなど原状回復に掛かる費用と土壌調査の費用、合わせておよそ330万円を請求したと発表しました。

 ビッグモーター側は事前に費用負担の意思を県に伝えていました。