医師になって1年目と2年目の研修医を対象とした「屋根瓦塾」とは? 静岡県医師会
「屋根瓦塾」と呼ばれる研修医を対象にした医療研修が、静岡市で開かれました。4年ぶりに開かれたこの研修。なぜ屋根瓦塾なのでしょうか?
片山真人アナウンサー:
「研修は県内の病院で最新、最大規模を誇るメディカルスキルアップセンターで行われます。研修医の皆さんはやや緊張した面持ちで話を聴いています」
静岡市の県立総合病院で行われた研修には、県内9つの病院の研修医30人が参加しました。
研修医:
「心臓の収縮の音は」
指導医:
「心機能は特に異常はなくて、むしろちょっとハイパーで動きが活発な状況ですね」
医師になって1年目と2年目の研修医が、救急科などの指導医から専門的な技術を学ぶこの研修は、「屋根瓦塾」と呼ばれています。
病院の垣根を越えて静岡県内の経験豊富な指導医から直接指導を受け、将来は指導医として後輩を育てていく。
そんな屋根瓦のような構造を作ろうと、2016年から県医師会がこの研修を実施しています。
県医師会・竹内浩視理事:
「静岡県は医師が少ないと言われています。将来的には県内に残っていただいて、また若い先生を育てていただいて、そういうことで静岡県の医療を支えていっていただく。そういうことが目的となります」
研修医は4つのグールプにわかれ、5つの病院の指導医から新生児の蘇生や妊婦への対応などを学んでいました。
研修医2人
「実技とかをいろいろ経験させていただいて、すごく勉強になったので、救急でも生かせるように復習していこうと思います」
「いろんな静岡県の研修医の人たちが集まって、どんな研修しているのかとかを聴きながらできるのが、すごく楽しい」
「今一生懸命勉強頑張ってちゃんと指導医になれるように頑張らなきゃなって思いました」