「東海バス」路線バスが扉を開けたままおよそ9キロ、40分間にわたって運行 静岡・伊東市
静岡県伊東市に本社を置く「東海バス」の路線バスが扉を開けたままおよそ9キロ、40分間にわたって運行していたことが分かりました。
東海バスによりますと、18日午後4時半ごろ、バスの運転手が車内換気のために開けた中扉を閉め忘れ、沼津市内の車庫を出発しました。
バスはおよそ9キロ40分にわたって運行した後、沼津市内のバス停で乗客が下車する際に指摘し、発覚しました。
この間、あわせて4人の乗客がいましたがいずれもけがはありませんでした。
バスには左側面の前方と中央に扉がありますが、この会社のバスは、前方の扉から乗客は乗り降りするということです。
扉が開いたまま発進しようとした場合、本来はアクセルに ロックがかかりますが、今回はなんらかの原因でロックが作動しなかったということで、会社は現在全車両の緊急点検を実施しています。
東海バスは「皆様に迷惑と心配をおかけした。事態を厳粛に受け止め、運転士の安全確認の徹底と車両の緊急点検で再発防止に取り組む」としています。