部下へのパワハラで50代幹部職員を減給処分 18人中17人が「パワハラをされた」「見聞した」 静岡市
静岡市で、50代の男性幹部職員による、部下へのパワーハラスメントがあったことがわかりました。この男性職員は減給の懲戒処分を受けました。
静岡市 難波喬司市長:
「具体的なのは言及を避けるが、(叱責は)30分とかそういう話ではない」
市は職員からの相談で、パワーハラスメントを去年9月に認知、その後去年12月に、23人を対象にアンケート調査を行いました。18人から回答を得た結果、50代の男性幹部職員から【人前での感情的な叱責】や【能力の否定】を「されたことがある」「見聞きしたことがある」との答えは、17人に上りました。
市はこの男性職員を1ヵ月間、減給1/10の懲戒処分にしました。
市はこのパワハラとの因果関係がある人とない人が含まれているとした上で、3人が退職、2人が長期間の病気休暇中と発表しました。
静岡市 難波喬司市長:
「危機管理能力は2022年度から 劇的に高まったというのは事実。結果が良ければ何をやっても良いというのは全くないので、職場の仕事の仕方としては、適切ではないと考えている」
また市は、複数の職員が幹部職員から時間外勤務の命令を受けずに、必要な業務を勤務時間外に行っていたとして、職員14人を対象におよそ2080時間分606万円あまりを追加支給すると発表しました。