大村慎一氏が正式な出馬会見「オール静岡で課題を解決してオール静岡で取り組みたい」
5月9日告示の静岡県知事選。12日元副知事の大村慎一氏が出馬に向けた会見を開きました。
大村慎一氏
「私の人生をかけて、この県政の立て直し、これを県民の皆さんと共に、オール静岡で取り組んでいきたいと言う決意でございます」
午後2時すぎ、知事選に出馬する大村慎一氏(60)が、静岡市内で正式な出馬会見を開きました。
大村氏は静岡市出身の60歳。
元総務省官僚で、川勝知事の下で副知事も務めました。
その大村氏が強調しているのが・・・
大村慎一氏
「オール静岡で課題を解決して」
「オール静岡で取り組んでいきたい」
「オール静岡」という言葉をなぜ繰り返すのか?
背景には今回の知事選が、「静岡市と浜松市の“地域対決”になるのではないか?」
との懸念の声が高まっていることがあります。
そのためか、こんな発言も・・・。
大村慎一氏
「私は静岡県の静岡市の生まれであります。小学校に入る前には、浜松市に住んでいたこともありまして、今の浜松ですが、昔の舞阪町弁天島であります。当時は浜名湖、ハマグリがわんさか取れて、私の祖父が住んでいたんですが、ボートで一緒に出ると、浜名湖の夕日を見て、百万ドルの夜景だと言って自慢されたのを覚えております。そういったことで、私自身のDNAの中に、自分の中にもオール静岡があると言うふうに思っております」
一方で、川勝知事が辞職の理由の1つとして挙げた「リニア問題」については・・・。
大村慎一氏
「リニアについては、私が責任を持って解決をさせていただきたいと思います。やはり流域市町の皆さまのご意見。関係の皆様のご意見、こういったものをしっかりと伺って、その上で、力強くみんなと手を携えて決めていく、これが重要じゃないかと思っています。必ず、各市や町とのそういった対話の場を作ります。私はそうしたいと思います。それが私の目指す県政です」
そのほかにも、浜松の新県営野球場建設の推進や防災や危機管理の強化など具体的な政策をあげた大村氏。
大村慎一氏
「対話と実行」で取り組んでいきたい。どうぞ皆様、私の目指す県政に一緒に取り組んでいただきたい。私に力を与えていただいて、この仕事をさせていただきたいと思っております」