静岡市の自民党4支部が大村氏を推薦する方針を確認 分裂選挙の瀬戸際に立つ自民党静岡県連

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2人が名乗り出た知事選。焦点の一つが自民党の対応ですが、静岡市内の支部は大村氏を推薦する方針で、一枚岩の態勢を作れるか、不透明な情勢です。

久須美舞記者:
「午前10時です。これから自民党静岡市議団の総会が開かれ、知事選の対応について話し合われます。市議団の方針決定に向け大きく議論が進むものとみられます」

 関係者によりますと、知事選に向けた対応を協議し、市内4つの自民党支部いずれもが大村氏を推薦する方針を確認したということです。

 18日に県連が推薦する候補者を決めるのに先立って方向性を打ち出した形で、背景には大村氏を推す静岡市の経済界の一部と足並みを揃え、自民党県連全体に大村氏支援の流れを作りたい狙いがあるとみられます。

 自民党静岡市議団は19日に大村氏推薦を正式決定する予定です。

“分裂選挙”の瀬戸際に立つ、自民党。

 15日午後、鈴木氏の出馬表明を受けて取材に応じた城内県連会長は―

自民党県連 城内実会長:
「時間も限られていますので、私の承知している限りでは県連の方では推薦出し合戦みたいなものは控えてもらいたいというような形で、各支部からの推薦は基本的に現時点では出さない方向でお願いできませんかというふうに私は聞いております。面談をやってしぼって、22日月曜日に正式に一本化するということを試みていると理解してください」

 自民党県連はあさって大村氏と鈴木氏の2人と面談し、18日の役員会で推薦する候補者を内定する方針です。

Q.県連と浜松市議団、静岡市議団で若干温度差があるように…

自民党県連 城内実会長
「かなりあるんじゃないですかね。やはり、当然、地域性があると思う。大村慎一元副知事は静岡高校出身で静岡に拠点もあるし、当然鈴木康友前市長は浜松出身で、当然地域の議員の方々がこちらを推したいというのは当然ではないかと思う。どちらに決まっても別の地域の方からは批判が出るのは仕方がないと思うが、一旦決めたらそちらにしっかり向けてやるということ」