「あわしまマリンパーク」の新たな代表が営業再開について地元住民に説明
2月に閉園した静岡県沼津市の水族館「あわしまマリンパーク」について、株式の8割以上を取得した都内の男性が、再開に向け
地元で説明会を開きました。
今村クニト氏:
「20回以上あわしまマリンパーク含め淡島周辺遊びに来てた、太い客だと思ってください」
26日午後、あわしまマリンパークにほど近い公会堂に姿を見せたのは、都内在住の放送作家今村クニトさん(54)です。
あわしまマリンパークは1984年に開園。
静岡県東部の人気観光施設としてにぎわったほか、最近では人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の聖地として、脚光を3浴びていました。
しかし今年1月、施設の老朽化などを理由に閉園を発表。
2月、多くのファンに惜しまれながら、40年の歴史に幕を下ろしました。
水族館のスタッフらが再開を模索していたところ、今村さんが前の所有者からすべての株式を4月12日に取得し、新たな代表として、営業再開を目指すことになったのです。
26日は集まった地元住民らおよそ30人を前に、新代表に就任した経緯などを説明しました。
今村クニトさん:
「あわしまマリンパーク自体は現場のプロの方に守っていただいて、プラスそれを将来的にも含めて協力してくれる方たちの窓口として、しっかりとした新会社をたてる」
今村さんは7月の再開を目指す方針を明らかにしましたが、2億円を超える負債や、施設の所有権の移転などクリアしなければならない課題も山積しています。
地元住民男性:
「疑問がありますね。正直言って。情熱だけで運営されるものではないですので」
地元住民:
「資金的なものはどうなるのか。それさえ解決すればいいんじゃないかと思う」
今村さんは今後、実行委員会を立ち上げ再開に向け準備を進めるとしています。